伊藤 栄二(いとう えいじ、1966年10月4日 - )は、日本検察官内閣官僚としては内閣司法制度改革役職職員。法務官僚としては法務省大臣官房長(2020年1月9日 - 2021年1月4日)。司法修習修了第43期。

いとうえいじ

伊藤栄二
生誕 (1966-10-04) 1966年10月4日(58歳)
日本の旗 熊本県
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学
職業 検察官法務官僚
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略歴

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内閣あての裁判官人事申請書[注釈 1]
 
法務省大臣官房 官房長人事(2021年1月4日)。
  • 1966年10月 出生。
  • 1989年3月 東京大学法学部を卒業。
  • 1991年04月 司法(検察官)採用
  • 1991年04月 東京地検 検事
  • 1992年04月 長崎地検 検事
  • 1995年04月 東京地検 検事
  • 1996年04月 千葉地検 検事
  • 1997年04月 広島地検 検事
  • 1999年04月  兼 法務省刑事局付
  • 2001年07月  兼 内閣司法制度改革 推進準備室 室員
  • 2001年12月  兼 内閣司法制度改革 推進本部 事務局参事官補佐
  • 2003年08月  兼 内閣司法制度改革 推進本部 事務局企画官
  • 2004年12月 東京地検 検事
  • 2005年04月 横浜地検 検事
  • 2006年10月  兼 法務省刑事局付
  • 2007年08月 法務省刑事局参事官
  • 2010年04月 東京地検検事
  • 2012年04月 法務省 大臣官房 参事官(予算担当)
  • 2015年01月 法務省 刑事局 総務課長
  • 2015年10月 法務省 大臣官房 人事課長
  • 2019年07月 山形地検 検事正
  • 2019年08月  兼 検察官・公証人特別任用等審査会試験委員
(副検事選考試験担当、同年11月30日まで)

発言

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検察官定年延長問題

2020年1月、安倍晋三内閣の閣議により検察官の定年後の半年間勤務延長が決定されて国会が紛糾した際、伊藤は法務省大臣官房官房長として参議院の予算委員会に出席し、次のような発言をした[1]

小西洋之 一般職の国家公務員である検察官が勤務延長制度は適用できないと日本語で明確に書いた当時の政府統一見解があるのに、…なぜ安倍内閣では黒川検事長の勤務延長が法的に可能になるのでしょうか…官房長、答弁いただけますか。あなたは官房長で、事務次官の下で人事制度を担当する官房長ですよね。…いつこの通知の存在を把握したんですか。その日時を答えてください。

伊藤栄二 …私としてこの通知を明示的に把握したのは本日でございます。
小西洋之 …刑事局長〔元官房長〕は…この通知をいつ把握したんですか。日時を答えてください。
川原隆司 …今回の人事の過程の中で把握してございます。
小西洋之 …この通知を部下の誰から見せられましたか。
川原隆司 …部下から見せられたことは間違いございません。

小西洋之 …あなた、さっき、そういう文書は存在しないって言ったじゃないですか。

脚注

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註釈
  1. ^ 最高裁判所事務総局人事局から法務省大臣官房長に送付された裁判官検事転官計画の承認と、裁判官本人の同意書を求めるもの。
出典

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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先代
川原隆司
法務省大臣官房
官房長
2020年 - 2022年
次代
高嶋智光
先代
山元裕史
東京高等検察庁
次席検事
2023年 -
次代
-