伊藤家住宅(いとうけじゅうたく)は、愛知県犬山市犬山東古券677にある町屋。主屋と蔵が登録有形文化財[1][2]

伊藤家住宅
情報
構造形式 木造、瓦葺[1]
建築面積 175 m² [1]
階数 平屋建[1]
竣工 江戸時代[1]
所在地 484-0083
愛知県犬山市犬山東古券677
座標 北緯35度22分59.9秒 東経136度56分22.4秒 / 北緯35.383306度 東経136.939556度 / 35.383306; 136.939556 (伊藤家住宅)座標: 北緯35度22分59.9秒 東経136度56分22.4秒 / 北緯35.383306度 東経136.939556度 / 35.383306; 136.939556 (伊藤家住宅)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 2005年2月9日[1]
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歴史

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主屋の竣工

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伊藤家は犬山城下で「ワタギン」(綿銀、綿屋銀三郎)の屋号で綿を扱っていた商家である[3]江戸時代末期に主屋や蔵が竣工した[3]。明治時代に入ると呉服商となり、1904年(明治37年)に洋品店に転向した[3]

保存・活用

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2005年(平成17年)2月9日、主屋と蔵が登録有形文化財に登録された[1][2]。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。なお、犬山市では同時に旧磯部家住宅の5件、小島家住宅の7件、遠藤家住宅の2件、眞野家住宅の4件も登録されている。

2010年(平成22年)3月には皮革製品の製造販売を行う犬山革工房が設立され、2011年(平成23年)2月には伊藤家の建物内に犬山革工房の店舗がオープンした[4]

建築

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登録有形文化財プレート
  • 主屋
    • 木造平屋建、切妻造、平入、桟瓦葺[1]。建築面積175平方メートル[1]。本町通りに西面して建つ[1]犬山城下では比較的規模の大きな町屋である[1]。北側に通り庭が、南に2列の居室があり、その背後は北側に渡廊下が、南側に便所と渡廊下がある[1]。つし2階を有する[1]
    • 江戸時代末期竣工[3]。2005年(平成17年)2月9日、登録有形文化財に登録された[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 伊藤家住宅主屋 文化遺産オンライン
  2. ^ a b c d e f g 伊藤家住宅蔵 文化遺産オンライン
  3. ^ a b c d e 第3回 井上家住宅・伊藤家住宅(犬山市)」『愛知登文会ニュース』愛知登文会、第2号、2012年3月30日
  4. ^ 会社概要 株式会社PEAKSENSE

外部リンク

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