伊自良湖
伊自良湖(いじらこ)は、岐阜県山県市長滝にある人造湖である。
伊自良湖 | |
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左岸所在地 | 岐阜県山県市長滝 |
位置 | |
河川 | 木曽川水系伊自良川 |
ダム湖 | 伊自良湖(伊自良溜池) |
ダム諸元 | |
ダム型式 | アースダム |
堤高 | 18.0 m |
堤頂長 | 126.0 m |
堤体積 | 72,000 m3 |
流域面積 | 5.4 km2 |
湛水面積 | 10.0 ha |
総貯水容量 | 540,000 m3 |
有効貯水容量 | 540,000 m3 |
利用目的 | かんがい |
事業主体 | 岐阜県 |
着手年 / 竣工年 | 1958年 / 1966年 |
出典 | 『ダム便覧』伊自良溜池 |
備考 | 2016年に恋人の聖地に選定 |
概要
編集1956年(昭和31年)、周辺の灌漑用として岐阜県山県郡伊自良村(現山県市)長滝の伊自良川をせき止めて貯水池を建設する事が計画され、1958年(昭和33年)に着手、1966年(昭和41年)に竣工、1969年(昭和44年)10月に完成した[1]。
標高110m、面積0.1km2、周囲は約2.4km(汀線1.8km)。水深は平均5.4m、最高10.9m。水量54万m3。周辺は公園として整備され、伊自良キャンプ場や伊自良青少年の家(2009年度(平成21年度)末をもって廃止[2])、また白華山甘南美寺もある。
春には300本の桜並木を楽しむ伊自良湖桜祭り、夏には伊自良湖夏祭り・花火大会、秋には鮮やかな紅葉、冬にはワカサギ釣りで賑わう。
2016年(平成28年)1月、NPO法人地域活性化支援センターの「恋人の聖地プロジェクト」において、伊自良湖が恋人の聖地に選定され、同年3月にモニュメントを設置している[3][4]。
2018年(平成30年)3月17日に伊自良湖畔の観光拠点が整備され、散策デッキ「ラバースロード」やカフェレストランがリニューアルオープンし、伊自良農産物直売所(名称:ニューいじら湖荘)の愛称が「恋人の聖地」「憩いの場所」「生まれ育った故郷がもっと人気がでてほしい」という思いが込められた『ラブレイク』に決定した[5]。
ラブレイクではレストランのほか釣り券販売と、貸しボートの受付がある。
伊自良湖は東海エリア屈指のワカサギの釣り場で、秋から冬にかけては、多くの釣り客で賑わう。また、「鮎のくに」岐阜でも珍しい鮎釣り体験も行っている[6]。
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伊自良湖[7]
アクセス
編集その他
編集伊自良湖は環境省による越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング計画の観測地点(東アジア酸性雨モニタリングネットワークのモニタリング地点)に指定され、長期継続的な陸水モニタリングが行われている[8]。
脚注
編集- ^ 特色のあるため池の紹介・伊自良ため池、農林水産省
- ^ 「一般質問「伊自良青少年の家の廃止に伴う市の対応は」」『やまがた議会だより』第27号、山県市議会、2010年2月1日、7頁。
- ^ “山県市伊自良湖が『恋人の聖地』に認定! 新たな東海エリアの観光スポットに 3 月 21 日(月・祝)10:30~オープニングイベントを開催” (PDF). 山県市 (2016年3月15日). 2021年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月19日閲覧。
- ^ “弁財天が見守る「恋人の聖地」、伊自良湖にモニュメントを設置”. 山県市 (2016年3月23日). 2016年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月19日閲覧。
- ^ “伊自良湖畔の観光拠点愛称「ラブレイク」に決定[平成30年3月]”. 山県市 (2018年3月30日). 2024年7月19日閲覧。
- ^ “ブルーベリー摘み取り、鮎釣り、BBQ!岐阜で夏の思い出を作ろう”. 岐阜の旅ガイド. (一社)岐阜県観光連盟 (2024年7月5日). 2024年7月19日閲覧。
- ^ 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1975年度撮影)
- ^ 越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング計画、環境省、2014年3月改訂