今野義雄

日本の実業家、音楽プロデューサー

今野 義雄(こんの よしお、1966年12月14日 - )は、日本の実業家音楽プロデューサー。株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント・ジェネラルマネージャー、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ執行役員、乃木坂46合同会社職務執行者Seed & Flower合同会社職務執行者[1][2]乃木坂46運営委員会委員長[3]欅坂46運営委員会委員長[4]日向坂46運営委員会委員長[5][注釈 1]

こんの よしお

今野 義雄
生誕 (1966-12-14) 1966年12月14日(58歳)
日本の旗 日本
出身校 立教大学
職業 実業家
音楽プロデューサー
肩書き 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントジェネラルマネージャー
株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ執行役員(アライアンス事業本部代表)
乃木坂46合同会社職務執行者
Seed & Flower合同会社職務執行者
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坂道シリーズの最高責任者であり、坂道シリーズ大ヒットの立役者である(詳細は後述)。

人物・経歴

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1966年12月14日生まれ[1]立教大学卒業[6]

坂道シリーズの総合プロデューサー秋元康からは「今野」[7]、メンバーからは「今野さん」と呼ばれることが多く、『#乃木坂世界旅 今野さんほっといてよ!』のように、テレビ番組のタイトルにもなっている。

ソニー・ミュージックレーベルズのA&Rプロデューサーとして、石井竜也Hysteric BlueYUI伊藤由奈など多くのミュージシャンのプロデュースに携わる。沢尻エリカ黒木メイサといった女優の歌手デビューも成功させた[1][8]

当初契約していたAKB48を逃したソニーミュージックが、2011年に、AKBのシャドーキャビネットを作りリベンジしたいと結成された乃木坂46の運営委員会委員長に就任し、クリエイティブ管理やマネジメントを行う[1][8][3][9]。2015年から、欅坂46運営委員会委員長を兼務[1][10]

秋元康がAKB48グループ、乃木坂46グループ全体の指針を決定するプロデューサーならば、今野が乃木坂、欅坂のより具体的な方向性を定めて、彼女たちの芸能活動の内容からイメージ戦略に至るまで坂道グループの在り方を決定し、運営全般を統括している[1][8]。また、最終的に乃木坂・欅坂のメンバーを決定したのは、総合プロデューサーの秋元康だが、数万人の候補者の中から100人までに絞ったのは今野であり、プロっぽくなく、かつ人から好かれる人間性を持った子を最低条件にメンバーを絞っていった[1]。また、オーディションの選考においては「洋服が絶対似合うなっていう子」にこだわったと語っており、「だから実は、骨格なんですよ。うちの子たちが全員ズラッと並んだ時にある程度統一した美しさが出るのは、全員脚が綺麗だからです」と、脚線美を重視していたことを明かしている[3]

乃木坂46の結成当初から成長過程をカメラにおさえた商品企画や、メンバーそれぞれの個人PVなどの企画はファンから好評となり、彼がいなければ売上は半分以下となっていたとも言われ、乃木坂・欅坂の大ヒットの立役者としても知られている[1][11]

2022年5月15日に横浜・日産スタジアムで開催された乃木坂46デビュー10周年記念ライブ『乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE』では、影ナレーションを担当し、デビュー10周年を迎えた感謝を伝えた[12]

また、2023年5月18日に東京ドームで行われた『齋藤飛鳥卒業コンサート』のday2においても乃木坂合同会社チーフマネージャー菊地友と共にに影ナレーションを担当。菊地氏がグループを約11年にわたり支え続けた最後の一期生、齋藤飛鳥への感謝を伝えたのち、今野氏が同コンサートを声出しありのライブとして行うために開催時期を延期したことなどを語り、最後には会場のファンとともに乃木坂46の円陣の際の掛け声(「努力・感謝・笑顔、うちらは乃木坂上り坂、フォーティーシックス! 」)を合唱した[13]

脚注

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注釈

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  1. ^ 各グループの運営委員会は、法人格を持つものではなく、乃木坂は乃木坂46合同会社、欅坂、日向坂、櫻坂はSeed & Flower合同会社内に設置された権利能力なき社団と考えられる。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h "乃木坂46・欅坂46大人気の立役者、今野義雄さんって誰?". トレタメ. 2018年3月6日. 2023年2月13日閲覧
  2. ^ "「ザンビ」第4弾は再び乃木坂46・欅坂46・けやき坂46共演による舞台に 梅澤美波司会の発表特番を振り返る". Real Sound. 2018年12月30日. 2023年2月13日閲覧
  3. ^ a b c "現場主義で乃木坂46というプロジェクトを育てる 乃木坂46 運営委員会委員長 今野義雄インタビュー". MdN DESIGN INTERACTIVE. 2015年3月4日. 2023年2月13日閲覧
  4. ^ 欅坂46、4年目の変革期 団結力が増し個性が開花”. NIKKEIリスキリング (2019年6月2日). 2025年2月3日閲覧。
  5. ^ 乃木坂46、AbemaTV新番組で自由な海外旅行へ「そんないい仕事があっていいのかなって…」”. AERAdot. (2019年9月13日). 2019年9月5日閲覧。
  6. ^ "立教大学出身の有名人". みんなの大学情報. 2023年2月13日閲覧
  7. ^ 乃木坂46のスカートめくり 「下品すぎ」振り付け急きょ変更”. J-CASTニュース (2012年4月16日). 2025年2月4日閲覧。
  8. ^ a b c "乃木坂46、女性アイドルの頂点に立った必然 あのAKB48とどう差別化し、のしあがったか". 東洋経済ONLINE. 2017年1月29日. 2023年2月13日閲覧
  9. ^ "乃木坂46運営・今野義雄氏が語る、グループの"安定"と"課題" 「2016年は激動の年になる」". Real Sound. 2016年1月30日. 2023年3月5日閲覧
  10. ^ "「鳥居坂46」改め「欅坂46」誕生、1期生22名が決定". 音楽ナタリー. 2015年8月21日. 2023年3月5日閲覧
  11. ^ "乃木坂46の偉い人こと今野義雄さんは、差し入れのセンスが渋め!". Radi Chubu. 2021年12月11日. 2023年3月5日閲覧
  12. ^ "乃木坂46運営代表・今野義雄氏が異例の影ナレ担当「10年前は想像もしていませんでした」". ORICON MUSIC. 2022年5月16日. 2023年3月5日閲覧
  13. ^ 齋藤飛鳥卒コン影ナレをチーフマネ菊地氏&運営代表・今野氏が担当 5万人の円陣に沸く 5ヶ月半越しとなった理由も明かす”. ORICON NEWS (2023年5月19日). 2023年7月24日閲覧。