今枝直規

日本の明治時代前期~昭和時代前期の男爵・政治家・農商務省官僚。旧加賀藩家老今枝直邦の子で、今枝内記家12代当主

今枝 直規(いまえだ なおのり、1870年8月17日(明治3年7月21日[1])- 1942年昭和17年)2月3日[1][2])は、明治から昭和期の山林技師政治家華族貴族院男爵議員

今枝直規

経歴

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加賀藩家老今枝直邦の長男として生まれる[1][3][4]。父の死去に伴い、1874年(明治7年)4月25日、家督を継承[1][3]1900年(明治33年)5月9日、祖父・直応、父・直邦の明治維新の功により特旨をもって華族に列し、男爵を叙爵した[1][3][4][5]

1893年(明治26年)帝国大学農科大学実科を卒業[1][6]。同年8月、営林主事に任官[2][4][6]。以後、山林技手、岩手大林区署盛岡小林区署長、宮城大林区署栗駒小林区署長、石川県勧業事務嘱託、山林局林務技手、帝室林野管理局技手などを務めた[2][3][4][6]

1925年(大正14年)7月10日、貴族院男爵議員に選出され[7][8]公正会に属して活動し1939年(昭和14年)7月9日まで2期在任した[2]。その他、砂防法実施調査委員、地方森林会議議員などを務めた[2]

親族

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  • 妻:淑(よし、長連篤長女)[1]
  • 二男:外二(男爵)[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 『平成新修旧華族家系大成 上巻』198-199頁。
  2. ^ a b c d e 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』64頁。
  3. ^ a b c d 『人事興信録 第13版 上』イ235頁。
  4. ^ a b c d 『大日本華族大鑑』22頁。
  5. ^ 『官報』号外、明治33年5月9日。
  6. ^ a b c 『華族畫報 下』833頁。
  7. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、34頁。
  8. ^ 『官報』第3871号、大正14年7月18日。

参考文献

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  • 筒井住蓮編『大日本華族大鑑』都通信社、1911年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年。
  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会編『平成新修旧華族家系大成』上巻、社団法人霞会館、1996年。
  • 杉謙二編『華族畫報 下』吉川弘文館、2011年(華族画報社大正2年刊の複製)。


日本の爵位
先代
叙爵
男爵
今枝家初代
1900年 - 1942年
次代
今枝外二