今奉部 与曾布(いままつりべ の よそふ、生没年不詳)は、奈良時代防人火長[1][注釈 1]

下野国の人物[1]天平勝宝7年(755年)2月、防人として筑紫に派遣された際詠んだ歌が『万葉集』に1首入集[3][2]

  • 今日よりは 顧みなくて 大君の 醜の御楯と 出で立つ我は[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 「火長」は、軍防令に「兵士は十人を一火とす」とあるものの長のこと[2]

出典

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  1. ^ a b 「人名索引――今奉部与曾布」(万葉集5 2015, p. 89)
  2. ^ a b c 「第二十巻4373」(万葉集5 2015, pp. 232–233)
  3. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社)『今奉部与曾布』 - コトバンク

参考文献

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  • 佐竹昭広; 山田英雄; 工藤力男、ほか 編『万葉集(五)』岩波書店岩波文庫〉、2015年3月。ISBN 978-4003000588