今井金太
今井 金太(いまい きんた、1994年6月19日 - )は、広島県広島市出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。NPBでは育成選手であった。
DeNA時代 (2012年11月23日、横浜スタジアムにて) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 広島県広島市 |
生年月日 | 1994年6月19日(30歳) |
身長 体重 |
178 cm 77 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 育成選手ドラフト1位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
| |
派遣歴 | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入り前
編集小学6年時に、広島東洋カープジュニアチームの一員として第2回NPB12球団ジュニアトーナメントに出場した。
広島市立国泰寺中学校時代は広島ジャガーズに所属。3年夏にNOMOジャパンに選出され、米国遠征を経験した。
広島国際学院高等学校では、1年秋に中国大会ベスト8進出。安来高を5安打13奪三振1失点の完投で[1]、8年ぶりの初戦突破を達成。続く創志学園高戦でも6安打13奪三振2失点完投と好投を披露するも敗戦。3年時の夏は、初戦となる広島県予選2回戦の海田高戦で自己最多となる18奪三振を記録するが[2]、準々決勝で宇佐美塁大擁する県立広島工業高に打ち込まれ12安打8四死球の乱調で8失点完投負けを喫した。甲子園出場経験は無し。
2012年のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから育成ドラフト1巡目で指名を受け、育成選手として[3]入団した[4]。背番号は100[5]。
プロ入り後
編集2013年は、イースタン・リーグ公式戦10試合に登板。1勝1敗、防御率3.60という成績を残した。
2014年5月1日から、BCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスへ派遣された[6][7]。当初の派遣期間は6月30日までだったが、後に(プレーオフ期間を含む)シーズン終了にまで延長[8][9]。チームトップの7勝を挙げたが、防御率は6.39であった。10月10日の派遣期間満了[10]に伴いDeNAへ復帰。イースタン・リーグの公式戦では、6試合の登板で0勝2敗、防御率6.75を記録している。
2015年には、イースタン・リーグ公式戦2試合に登板。投球回数はわずか2イニングで、支配下登録選手への移行を果たせないまま、10月4日に球団から戦力外通告を受けた[11]。その後11月10日に行われたシートバッティング形式の12球団合同トライアウト(草薙球場)へ参加。打者3人に対して1被安打1奪三振という結果を残したが、獲得に動く球団はなく、現役を引退した[12]。
選手としての特徴・人物
編集サイドスロー気味のスリークォーターから繰り出す最速147km/hのストレートとキレの良いスライダーが持ち味で、カットボール・カーブ・フォーク・シュートといった多彩な変化球も操る[13][14][15]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集- 一軍公式戦出場なし
独立リーグでの投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
完 投 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
奪 三 振 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | 群馬 | 23 | 0 | 7 | 3 | 0 | .700 | 320 | 69.0 | 74 | 3 | 36 | 9 | 41 | 8 | 0 | 55 | 49 | 6.39 | 5.35 | 1.59 |
通算:1年 | 23 | 0 | 7 | 3 | 0 | .700 | 320 | 69.0 | 74 | 3 | 36 | 9 | 41 | 8 | 0 | 55 | 49 | 6.39 | 5.35 | 1.59 |
背番号
編集- 100 (2013年 - 2015年)
- 45 (2014年) ※群馬ダイヤモンドペガサスでの背番号
脚注
編集- ^ “芸州の金ちゃん”今井金太、13奪三振 デイリースポーツ 2010年10月23日掲載
- ^ 【夏雲】絶好調18奪三振 朝日新聞デジタル マイタウン広島 2012年7月20日掲載
- ^ “2012年ドラフト会議 契約交渉権獲得選手について”. 横浜DeNAベイスターズ (2012年10月25日). 2014年2月28日閲覧。
- ^ “DeNA、育成ドラフト1位の今井と合意”. スポニチ Sponichi Annex (2012年11月16日). 2014年2月28日閲覧。
- ^ マルハ~TBS経営時代は、「球団に対して貢献のある複数の著名人」のための永久欠番としていたが、DeNAの経営となった際に失効している。
- ^ “横浜DeNAベイスターズからの育成選手受け入れについて”. 群馬ダイヤモンドペガサス (2014年4月25日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “プロ野球独立リーグ・BCリーグに今井金太選手を派遣”. 横浜DeNAベイスターズ (2014年4月25日). 2014年4月25日閲覧。
- ^ “今井金太選手 派遣期間延長のお知らせ”. 群馬ダイヤモンドペガサス (2014年6月25日). 2014年7月6日閲覧。
- ^ “今井金太選手 プロ野球独立リーグ・BCリーグ派遣期間延長のお知らせ”. 横浜DeNAベイスターズ (2014年6月27日). 2014年7月6日閲覧。
- ^ “今井金太選手 派遣期間満了のお知らせ”. 群馬ダイヤモンドペガサス (2014年10月10日). 2014年10月12日閲覧。
- ^ “2016年度 選手契約について”. 横浜DeNAベイスターズ (2015年10月4日). 2015年11月11日閲覧。
- ^ “2015年合同トライアウト速報”. 日刊スポーツ. (2015年11月10日)
- ^ “広島国際学院・今井連続完投/広島大会”. nikkan sports.com (2012年7月21日). 2014年2月28日閲覧。
- ^ “横浜DeNA・育成1位の今井金太、右打者の急所を突く新球がゴールデン・ボールとなるか”. スポーツ報知 (2013年1月7日). 2014年2月28日閲覧。
- ^ “2012年ドラフト 今井金太”. スポニチ Sponichi Annex. 2014年2月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 今井金太 (kinta.imai.7) - Facebook