京都大学大学院総合生存学館
京都大学大学院総合生存学館(きょうとだいがくだいがくいんそうごうせいぞんがっかん、GSAIS: Graduate School of Advanced Integrated Studies in Human Survivability)、別名:京都大学思修館(ししゅうかん)は、京都大学に設置される大学院の一つである。
2013年に設置された同大学18番目の大学院であり[1]、グローバル人材の育成を目指す5年一貫制の博士課程大学院。人文学、自然科学、社会科学、情報科学などの個別専門分野を統合、俯瞰する集合知を総合生存学 (Advanced Integrated Studies in Human Survivability) と定義し、文理の壁を超え人間および産業・社会システムの生存と未来を開拓する学問の創出を目指している[2]。また、グローバルで複合的な課題に対し、従来のアカデミックな研究と社会から求められている実務家の業務の中間に位置する文理融合型アプローチで取り組む[3]としている。
沿革
編集組織
編集複合型研究会
編集- 宇宙・地球環境災害研究会(旧称:環境災害研究会)
- ネットワーク社会研究会
- マインドフルリビング研究会(旧称:生の哲学研究会)
- 持続可能な経済研究会
- 国際開発研究会
- 資源・エネルギー政策研究会
- 未来智慧研究会(旧称:人工智慧研究会)
- グローバルコモディティ問題研究会
- 国際政治経済研究会
- グリーンケミストリー&サーキュラーエコノミー研究会
- グローバルヘルスデザイン研究会
共同講座
編集教員
編集熟議担当教員
編集- 小西雅子 - (公財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)
- 近藤哲生 - 京都大学大学院、東京大学大学院及び上智大学大学院非常勤講師
- 芹澤ゆう - 株式会社フォルマ 代表取締役社長
- 千玄室 - 裏千家 15代・前家元
- 高橋礼一郎 - 外務省参与
- 田中伸男 - タナカグローバル株式会社 CEO
- 中村和男 - シミックホールディングス株式会社 代表取締役会長CEO
- 前川篤 - 株式会社シグマクシス シニアフェロー
- 森雅彦 - DMG森精機株式会社 代表取締役社長
- 渡部一文 - SOMPOホールディングス株式会社 グループCXO* 執行役常務
- 渡邊奈々 - 一般社団法人アショカ・ジャパン 創設者・代表理事
- 山崎直子 - 宇宙飛行士
- 山本康正 - 京都エンジェルファンド株式会社 代表取締役社長
- 吉川絵美 - Ripple, Inc. Vice President of Strategy & Operations
脚注
編集- ^ “京都大学大学院 総合生存学館(思修館)の設置について”. 京都大学. 2020年10月18日閲覧。
- ^ 『総合生存学: グローバル・リーダーのために』京都大学学術出版会、2015年7月10日。
- ^ “参加大学の取り組み”. 国連アカデミック・インパクトJAPAN. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “平成23年度採択プログラム 事後評価調書”. 日本学術振興会. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “京都大学総合生存学館、イノベーションセンターを設立”. 大学ジャーナルONLINE. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “京都大学と凸版印刷、アートの産業応用を目指す共同研究を開始”. 凸版印刷株式会社. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “京都大学大学院総合生存学館(思修館)とJX金属株式会社の 「SDGs実現に向けた包括共同研究促進協定」の締結について”. JX金属株式会社. 2020年10月18日閲覧。
外部リンク
編集- 京都大学大学院総合生存学館
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