京極尚彦

日本のアニメ演出家、アニメ監督

京極 尚彦(きょうごく たかひこ、1981年8月14日[1][2] - )は、日本アニメーション演出家アニメ監督兵庫県出身。宝塚造形芸術大学卒。

代表作は『ラブライブ!』、『プリティーリズム』シリーズ、『宝石の国』。

経歴

編集

サンライズ D.I.Dに入社後、CGエフェクトを担当し、『陰陽大戦記』で担当したエフェクトが他の担当者よりひときわ派手だったことを監督の菱田正和に注目され[1]2006年の『結界師』第4話「彼女の大事なもの」で菱田と共同で演出家デビュー、2011年の『プリティーリズム・オーロラドリーム』ではプリズムショーパート(ダンスとプリズムジャンプの両方を含む)の演出を担当し、第4クール目は副監督も担当していた。以後のプリティーリズムシリーズも、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』の36話以降を除き、ほぼ全てのプリズムショーパートは彼が演出を担当した。『ラブライブ!』では2010年の1stPVからアニメーション監督を担当しテレビアニメ版、劇場版でも監督を担当し、全ての曲のライブパートの絵コンテと演出を担当した。TVシリーズ第2期1話の高坂穂乃果が雨を止ませる一連のシーンは、シナリオには存在しないものを彼が絵コンテで追加したものである[3]

シンエイ動画プロデューサーの近藤慶一からのオファーで2020年公開の劇場版『クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』の監督に起用される。2018年放送分の『クレヨンしんちゃん』の絵コンテ・演出を数本手掛けているが、これは劇場版監督のオファーが先行してあり、「アニメの世界観を全く知らないので、まずはテレビシリーズをやらせてほしい」という自身の希望で準備作業と並行しながら参加したものだという。[4]

CG部門の出身であることもあり、主に3DCGを使用したキャラクターのダンスシーン演出を得意とし、ダンスシーンが本編内で重要な役割を果たす『ラブライブ!』や『プリティーリズム』シリーズでは欠かせない存在となっている。

師匠は同じくアニメーション監督の菱田正和[5]

同じ苗字のアニメーション演出家、監督の京極義昭とは、特に血縁、親戚関係はない。

作品

編集

テレビアニメ

編集
2004年
2005年
2006年
  • 結界師(2006年 - 2008年、絵コンテ・演出)
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
  • ラブライブ!スーパースター!!(第2期、監督・絵コンテ、ダンスパート絵コンテ・演出)
2023年
2024年

劇場アニメ

編集
2012年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2024年
2009年
2010年
  • ラブライブ!(2010年 - 、アニメーション監督、絵コンテ・演出)
2011年

Webアニメ

編集
2005年
2018年
2019年
  • あの日の心をとらえて(2019年、監督・脚本)[8][9]
2024年

VRアニメ

編集

ミュージックPV

編集
  • Candy Pop」- TWICE(2018年、3Dアニメ映像パート監督

作詞

編集
  • これまでのラブライブ! 〜ミュージカルver.〜(2014年、ラブライブ!(第2期)第1話挿入歌)

一般番組

編集
※「Candy Pop」に関連したビデオコメントに登場。

出典

編集
  1. ^ a b 月刊ニュータイプ 2016年6月号より
  2. ^ 京極尚彦監督のお誕生日!!(有限会社オレンジスタッフブログ)
  3. ^ 『ラブライブ! TVアニメオフィシャルBOOK』より
  4. ^ 「声優MEN Vol.17」(双葉社)p12-p13 京極尚彦インタビュー
  5. ^ 京極尚彦のTwitter 2013年4月6日 5:23の発言
  6. ^ ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり :作品情報”. アニメハック. 2020年8月6日閲覧。
  7. ^ 宝石の国 : 作品情報”. アニメハック. 2020年5月12日閲覧。
  8. ^ Staff / Cast”. HINO THE 46TH TOKYO MOTOR SHOW 2019. 日野自動車. 2019年10月23日閲覧。
  9. ^ アニメ「あの日の心をとらえて」本篇 | 日野自動車. YouTube、HINO Japan [official]. 日野自動車. 23 October 2019. 2019年10月23日閲覧

関連項目

編集

外部リンク

編集