交通セル(こうつうセル、和製英語でトラフィックセルとも)とは、自動車交通の制限と誘導路で市街地を「セル(細胞)」状に仕切り、都心部の歩行環境と自動車利用の両立を図る都市交通政策である。

一般的に、都心環状道路の内側を、歩行者用道路(フルモール)や公共交通・歩行者道路(トランジットモール)で適宜区切ってセルとし、セル相互間の自動車流動や都心への流入車は、環状道路とそれから延びるセル内道路へ誘導することにより、自動車での都心アクセスを阻害せず、都心街路の自動車交通をコントロールする。

日本国内では、長野市浜松市等で実施が検討・準備されている。