亜硫酸カリウム(ありゅうさんカリウム、: Potassium sulfite)はカリウム亜硫酸塩で、化学式K2SO3で表される無機化合物

亜硫酸カリウム
識別情報
CAS登録番号 10117-38-1 チェック
PubChem 24958
特性
化学式 K2SO3
モル質量 158.26 g/mol
外観 白色の固体
構造
結晶構造 六方晶系
熱化学
標準生成熱 ΔfHo -1125.5 kJ mol-1[1]
危険性
引火点 不燃性
関連する物質
その他の陰イオン 硫酸カリウム
その他の陽イオン 亜硫酸ナトリウム
亜硫酸カルシウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

反応

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亜硫酸と水酸化カリウムとの反応により生成する。

 

水溶性の白色固体で、乾燥状態では安定であるが、湿気の存在により酸化されやすい。

用途

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写真処理剤の他、ヨーロッパなどではE番号225の防腐剤として使用される。還元性があり、ボイラー用脱酸素剤や電子材料としての用途もある[2]

食品添加物として、干瓢の漂白、ワイン酸化防止剤などとして用いられる[3]

脚注

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  1. ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
  2. ^ 大東化学
  3. ^ 『化学大辞典』 共立出版、1993年