井戸川射子
日本の女性詩人、小説家 (1987-)
井戸川 射子(いどがわ いこ、1987年12月1日[1] - )は、日本の詩人・小説家。兵庫県在住[2]。
井戸川 射子 (いどがわ いこ) | |
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誕生 |
1987年12月1日(37歳) 兵庫県神戸市 |
職業 | 小説家、詩人 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 関西学院大学社会学部 |
活動期間 | 2016年 - |
ジャンル |
詩 小説 |
代表作 | 『この世の喜びよ』(2022年) |
主な受賞歴 |
中原中也賞(2019年) 野間文芸新人賞(2021年) 芥川龍之介賞(2022年) |
公式サイト | 井戸川射子 (@ikoidogawa) - X(旧Twitter) |
ウィキポータル 文学 |
経歴・人物
編集関西学院大学社会学部卒業[2]。2023年3月まで高校の国語科教諭[2][3]。
2016年から『ユリイカ』誌上「今月の作品」欄、『現代詩手帖』誌上「新人作品」欄に投稿詩が掲載され始める。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて刊行。2019年2月に同詩集にて第24回中原中也賞を受賞[4]。2021年、小説集『ここはとても速い川』で野間文芸新人賞を受賞。2022年、『この世の喜びよ』で第168回芥川龍之介賞受賞。
作品リスト
編集詩集
編集- 『する、されるユートピア』 (私家版、2018年9月 / 青土社、2019年8月)
- 『遠景』(思潮社、2022年7月)
小説
編集- 『ここはとても速い川』(講談社、2021年6月 / 講談社文庫、2022年12月) [5]
- 『この世の喜びよ』(講談社、2022年11月 / 講談社文庫、2024年10月)
- 『共に明るい』(講談社、2023年11月)
- 『無形』(講談社、2024年10月)
雑誌等掲載
編集- 詩作品
- 「受賞詩集より―川をすくう手 熱帯鳥類館、内部 母国 テンダー 大丈夫、中空で飛ぶ」 - 『ユリイカ』2019年4月号
- 「激しい脈動オーロラ」 - 『現代詩手帖』2019年7月号
- 「肉体は波打つ皮ふに包まれてせいせいするわ(わたしはいいわ)」 - 『文學界』2019年7月号
- 「する、されるユートピア」 - 『現代詩手帖』2019年12月号 再録
- 「トーチング / UchinouraBay」 - 『現代詩手帖』2020年2月号
- 「かわいそうに、濡れて」- 『群像』2022年12月号
- 「雷鳴、しかし風の勢いが耳を塞ぐ いい運搬」 - 『現代詩手帖』2023年1月号
- 「誰かの膜 いい運搬」 - 『現代詩手帖』2023年2月号
- 「含まれ、やがて一致を目指す いい運搬」 - 『現代詩手帖』2023年3月号
- 「野焼き いい運搬」 - 『現代詩手帖』2023年4月号
- 「鳥の声が、私たちに聞こえる いい運搬」 - 『現代詩手帖』2023年5月号
- 小説作品
- 「膨張」 - 『群像』2020年7月号
- 「ここはとても速い川」 - 『群像』2020年11月号
- 第43回野間文芸新人賞受賞に際し、『群像』2022年1月号に再録。
- 「素晴らしく幸福で豊かな」 - 『群像』2021年6月号
- 「キャンプ」 - 『群像』2022年1月号
- 「マイホーム」-『早稲田大学文学増刊号』通巻第1037号 2022年3月発行
- 「この世の喜びよ」 - 『群像』2022年7月号
- 「共に明るい」-『群像』2023年1月号
- エッセイなど
- 「サンキュー、だけをただくり返す」 - 『群像』2019年12月号
- 「アンケート特集 シネマ2019」(スティーヴン・カンター/監督『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』) - 『群像』2020年2月号
- 「詩という入れ物、入れ物としてのわたし」 - 『現代詩手帖』2020年3月号
- 「あれと同じ」 - 『すばる』2022年2月号
脚注
編集- ^ 第24回中原中也賞の発表 山口市、2019年2月9日(2023年1月19日閲覧)
- ^ a b c 「【第24回中原中也賞】井戸川射子さん『する、されるユートピア』が受賞」2019年2月13日(2021年4月1日閲覧)。
- ^ a b 「今後もこの街を記す」 芥川賞の井戸川さんに西宮市特別賞 朝日新聞 2023年10月14日閲覧。
- ^ 『ユリイカ』2019年4月号。
- ^ 表題作(2020)および「膨張」(2020)を収録。
外部リンク
編集- 井戸川射子 (@ikoidogawa) - X(旧Twitter)