五辻諸仲
戦国時代の公家。従三位・治部卿。五辻家18代
五辻 諸仲(いつつじ もろなか)は、戦国時代の公家。従四位上・五辻富仲の子。官位は従三位・治部卿。
時代 | 戦国時代 |
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生誕 | 長享元年(1487年) |
死没 | 天文9年10月28日(1540年11月26日) |
官位 | 従三位、治部卿 |
主君 | 後柏原天皇→後奈良天皇 |
氏族 | 五辻家 |
父母 | 父:五辻富仲 |
兄弟 | 師仲、俊紹、一条房家妾 |
子 |
中山孝親室、甘露寺伊長室 養子:為仲 |
経歴
編集六位蔵人兼左近衛将監や中務大丞を経て、大永3年(1523年)従五位下に叙爵し、阿波守次いで左兵衛佐に叙任される。大永6年(1526年)正五位下・左衛門佐と武官を務めながら昇進し、大永8年(1528年)従四位下に叙せられる。その後も、享禄3年(1530年)従四位上に叙せられると、天文3年(1534年)正四位下・治部卿に叙任され、従四位上に留まった父・富仲の位階を越える。
天文7年(1538年)には従三位に叙せられ、五辻家として初めて公卿に昇った。天文9年(1540年)10月28日卒去。享年54。最終官位は散位従三位。法名は宗真。
官歴
編集『諸家伝』による。
系譜
編集『系図纂要』による。
参考文献
編集- 正宗敦夫編『諸家伝』日本古典全集刊行会、1940年