秋田中央交通五城目営業所
(五城目バスターミナルから転送)
秋田中央交通五城目営業所(あきたちゅうおうこうつうごじょうめえいぎょうしょ)は、秋田県南秋田郡五城目町字鵜ノ木34にある秋田中央交通の営業所である。
なお本稿では併設されている秋田中央トランスポート五城目営業所(あきたちゅうおう - ごじょうめえいぎょうしょ)についても記載する。
場所は1969年に廃止された秋田中央交通線(旧・五城目軌道)の五城目駅跡地にある。鉄道廃止後もバスで国鉄への連絡運輸を行っていた関係で「五城目駅」と称していた。現在は「五城目バスターミナル」と称されている。
沿革
編集所管路線
編集五城目線
編集- 臨海営業所と共管
- (系統番号100)秋田駅 - 新国道 - 土崎 - 追分三叉路 - 大久保駅入口 - 一日市下町 - 五城目バスターミナル
- 八郎潟町の中心部も運行するが、八郎潟駅は経由しない。
- 五城目営業所・男鹿営業所所管路線には系統番号は付されていないが、この路線は秋田市内も運行するため系統番号が付されている。なお、系統番号「100」は、同社の路線に付されている系統番号のトップナンバーである。
移管路線
編集八郎潟線
編集- 五城目BT - 八郎潟駅(旧鉄道線の代替路線)
南秋地域広域マイタウンバスに併合。
井川町町内巡回バス
編集- さくら号1便、4便
- ゆうゆう号3便、4便
(詳細は井川町町内巡回バスの項を参照)
廃止路線
編集かもしか号(五城目線特急)
編集- 当該記事を参照。
沖田面線
編集内川線
編集- 五城目BT - 大手 - 大繁
面潟線
編集- 五城目BT - 八郎潟駅 - 一日市上丁
秋田中央トランスポート五城目営業所
編集秋田中央交通五城目営業所管内のうち、いわゆる飛び地路線となっている潟上市(旧・昭和町区域)内路線を2006年4月1日付で路線の移譲を受け、運行を行っている。
現行路線
編集かつての路線
編集豊川線
編集- 大久保駅前 - 農協前 - 豊川小学校 - 古井内上丁
野村大清水線
編集- 大久保駅前 - 研修センター - 出水 - 大清水 - 大清水北野
- 住吉経由野村大清水線
設備
編集この節の加筆が望まれています。 |
五城目駅
編集五城目駅* | |
---|---|
駅付近の航空写真(画像提供:国土地理院) | |
ごじょうのめ Gojōnome | |
◄高校前 (0.9 km) | |
所在地 | 秋田県南秋田郡五城目町字鵜ノ木34 |
所属事業者 | 秋田中央交通 |
所属路線 | 秋田中央交通線 |
キロ程 | 3.8 km(八郎潟起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1922年(大正11年)4月21日 |
廃止年月日 | 1969年(昭和44年)7月11日 |
備考 |
路線廃止に伴い廃駅 * 1927年に東五城目駅から改称 |
五城目駅(ごじょうのめえき)は、秋田県南秋田郡五城目町字鵜ノ木にあった秋田中央交通線(旧・五城目軌道)の鉄道駅である。
歴史
編集- 1922年(大正11年)4月21日:五城目軌道五城目駅(初代、現・八郎潟駅) - 当駅間開通に伴い東五城目駅(ひがしごじょうのめえき)として開業[1][2][3][4]。一般駅[4]。
- 1927年(昭和2年)1月1日:五城目駅(2代目)に改称[1][2][3][4]。
- 1969年(昭和44年)7月11日:秋田中央交通線の廃線に伴い廃止となる[1][2][3][5]。
駅構造
編集廃止時点で、島式ホーム(片面使用)1面1線を有する地上駅であった[3]。ホームは線路の北側(五城目方面に向かって左手側)に存在した[3]。そのほか側線として、本線八郎潟方から北側に分岐し島式ホーム北側と線路の北側にある貨物ホームに挟まれる形の行き止りの貨物側線を1線、本線から南側に分岐した機回し線、機回し線の南側に数線の側線を有した車庫線を有していた[3][5]。
職員配置駅となっていた[4]。駅舎は構内の北側に位置し旅客ホームと貨物ホームの東側に接していた[3]。貨物ホーム上にも建屋を有した[3][5]。
車庫の建屋は、2線を格納する車庫と、線路の南側に倉庫を有した[3]。
隣の駅
編集- 秋田中央交通
- 秋田中央交通線
- 高校前駅 - 五城目駅
脚注
編集- ^ a b c 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)223ページより。
- ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 2 東北』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年6月発行)45ページより。
- ^ a b c d e f g h i 書籍『新 消えた轍 3 東北』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2010年8月発行)21-24ページより。
- ^ a b c d 書籍『私鉄の廃線跡を歩くI 北海道・東北編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2007年9月発行)164ページより。
- ^ a b c 書籍『私鉄の廃線跡を歩くI 北海道・東北編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2007年9月発行)54-57ページより。