二郎は鮨の夢を見る』(じろうはすしのゆめをみる、原題:Jiro Dreams of Sushi)は、2011年に公開されたデヴィッド・ゲルブ (David Gelb) 監督によるアメリカ合衆国ドキュメンタリー映画。85歳の寿司職人で「すきやばし次郎」の店主である小野二郎を追い、すしの技を極めようと探求し続けるその姿と、伝説的存在である父に追いつくべく奮闘する長男・禎一英語版(よしかず)を捉えた作品。映画には、もうひとりの息子である次男・隆士(たかし)が経営する、よく似た感じだが、より気楽な雰囲気のある店との対比も短く描かれている。

二郎は鮨の夢を見る
Jiro Dreams of Sushi
監督 デヴィッド・ゲルブ英語版
製作 デヴィッド・ゲルブ
ケヴィン・イシカワ
トム・ペリグリニ
製作総指揮 マシュー・ウィーバー
出演者 小野二郎
小野禎一英語版
小野隆士
山本益博
撮影 デヴィッド・ゲルブ
編集 ブランドン・ドリスコル=ルットリンガー
配給 アメリカ合衆国の旗 マグノリア・ピクチャーズ
日本の旗 トランスフォーマー
公開 アメリカ合衆国の旗 2011年6月11日
日本の旗 2013年2月2日
上映時間 81分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
興行収入 (北米)1,990,302米ドル[1]
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この作品は、第61回ベルリン国際映画祭において、食と環境をテーマとする作品を対象としたカリナリ・シネマ部門に出品された[2][3]。アメリカ合衆国では2011年プロヴィンスタウン国際映画祭 (Provincetown International Film Festival) で初公開され[4]、同年のトライベッカ映画祭に公式参加した[5]

監督のゲルブは、作中にも登場する山本益博[6]と寿司店をまわり、小野に出会った[7]

興行成績

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北アメリカにおける興行は、2012年3月9日ニューヨークの2カ所で封切られた、3月16日からロサンゼルスでも公開された[7]2012年5月7日の時点で、この作品は北アメリカにおいて 1,990,302ドルの興行成績を上げている[1]

批評

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この作品は批評家たちの間でも肯定的に受け止められている。レビューサイト「Rotten Tomatoes[8]や「Metacritic[9]においても好評価を得ている。

フィリップ・グラスによる音楽も、芸術性が評価されている[10]

出典・脚注

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  1. ^ a b Jiro Dreams of Sushi (2012)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年5月9日閲覧。
  2. ^ Culinary Cinema, Jiro Dreams Of Sushi”. Internationale Filmfestspiele Berlin. 2012年5月11日閲覧。
  3. ^ ベルリン映画祭に日本の寿司名店の2代目登場!べらんめえ調の言葉に会場わく【第61回ベルリン国際映画祭】”. シネマトゥデイ (2011年2月19日). 2012年5月11日閲覧。
  4. ^ Jiro Dreams Of Sushi – PIFF”. 2012年5月11日閲覧。
  5. ^ Tribeca Film Guide: Jiro Dreams of Sushi”. 2012年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月11日閲覧。
  6. ^ 職人という生き方”. サンフランシスコ・シネマライフ (2012年3月27日). 2012年5月11日閲覧。
  7. ^ a b 「すきやばし次郎」ドキュメンタリー映画「Jiro Dreams of Sushi」、NYで話題に”. ニューヨーク経済新聞 (2012年3月19日). 2012年5月11日閲覧。
  8. ^ Jiro Dreams of Sushi (2012)”. Rotten Tomatoes.. 2012年4月28日閲覧。
  9. ^ Jiro Dreams of Sushi”. Metacritic.. 2012年4月21日閲覧。
  10. ^ 細木信宏 (2012年2月28日). “ミシュランガイド三つ星の名店「すきやばし次郎」のドキュメンタリー映画が、いよいよアメリカで公開! デヴィッド・ゲルブ監督に聞く!”. シネマトゥデイ/NHN Japan Corp.. 2012年5月11日閲覧。

外部リンク

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