二宮衣沙貴
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二宮 衣沙貴(にのみや いさき、1998年10月2日 - )は、愛知県名古屋市守山区出身の日本のプロ野球選手(投手)。
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県名古屋市守山区 |
生年月日 | 1998年10月2日(26歳) |
身長 体重 |
186 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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派遣歴 | |
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この表について
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来歴
編集名古屋市立苗代小学校1年生のときに野球を始めた。名古屋市立守山東中学校3年生のときには名古屋選抜として全国大会に出場経験がある。享栄高等学校では2年生のときからベンチ入りした。名城大学の野球部(愛知大学野球連盟)では、1年春から登板。2年秋には腰痛を発症するも、3年春からエースを務めた。3年秋のリーグ戦の試合中で肩を故障し離脱。4年春のリーグ戦中止を経て、秋に復帰した[1][2]。復帰後もエースとしての投球を見せ、ドラフト候補にも挙がっていたが[1][3]、指名はなかった。
2021年4月に琉球ブルーオーシャンズに入団[4]。琉球では3試合に登板し、1勝1敗、防御率2.25の成績だった[5]。同年シーズン途中、琉球が選手らの新型コロナウイルス感染症罹患により活動を中断した際、8月31日から松尾大河などとともに、ベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)の茨城アストロプラネッツに派遣された[6][7]。同年シーズン終了後、派遣終了及び琉球を退団(自由契約)[8]。
改めてルートインBCリーグのトライアウトを受験し、11月9日のリーグドラフト会議で、前シーズン派遣された茨城に特別合格選手として指名された[9]。2022年1月30日に、背番号は17と発表された[10]。
2022年シーズンは7月と8月は登板した8試合ですべてチームが勝利した[11]。チーム初の地区優勝のかかった8月29日の対埼玉武蔵ヒートベアーズ戦に先発、7回まで1失点の好投でチームの勝利に貢献した[11]。最終的に10勝を上げて、地区最多勝利投手として表彰された[12]。
2023年4月8日、武蔵との開幕戦(TOKIWAスタジアム龍ケ崎)で開幕投手を任されるも、ボールが先行してしまい、1回途中8失点で降板した[13]。この年は熱投が実らない試合もあり[14][15]、6勝にとどまった。
12月7日、茨城からの退団[16]と2024年からウエスタン・リーグに参加するくふうハヤテベンチャーズ静岡(当時チーム名未定)への入団が発表された。背番号は茨城時代と同じ17[17]。
2024年の開幕から先発ローテーションの一角として登板を続け、何度か勝ち投手の権利を持って降板しながらチームが勝利できない状態が続いた[18]。4月4日の対福岡ソフトバンクホークス戦(タマホーム スタジアム筑後)では3回11失点の大炎上で初めて敗戦投手となった[19]。14日の対広島東洋カープ戦(ちゅ〜るスタジアム清水)では8回100球を投げ、被安打9、奪三振6、1失点の好投を見せ、リーグ公式戦での初勝利を挙げ、チーム初めてのカード3連戦勝ち越しに貢献した[18][20]。続く21日の対阪神タイガース戦(ちゅ〜るスタジアム清水)では9回118球を投げ、被安打3、奪三振5、1失点の完投勝利を挙げ、チーム初めての3連勝及びリーグ最下位脱出に貢献した[21][22]。最終的にチームは大差の最下位に沈んだものの、二宮は奥田域太と並びチームトップの5勝(5敗)を挙げてシーズンを終えた[23]。規定投球回に達し、リーグ5位の防御率3.18[24]、リーグ2位の83奪三振を記録している[25]。10月31日、契約満了による退団が発表された[26]。二宮は自身のX(旧Twitter)アカウントで「静岡でもう1年NPBを目指して頑張りたい気持ちはあったのですが来季は戦力外というかたちになってしまいとても悔しい」と述べるとともに、「NPBを目指す気持ちは変わらない」と記した[27]。
詳細情報
編集独立リーグでの年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2021 | 茨城 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 49 | 11.0 | 12 | 0 | 4 | - | 0 | 6 | 0 | 0 | 3 | 3 | 2.45 | 1.45 |
2022 | 19 | 18 | 0 | 0 | 0 | 10 | 3 | 0 | 0 | .769 | 414 | 97.1 | 95 | 3 | 32 | - | 2 | 69 | 4 | 1 | 40 | 28 | 2.59 | 1.30 | |
2023 | 20 | 20 | 1 | 1 | 0 | 6 | 10 | 0 | 0 | .375 | 510 | 112.1 | 124 | 7 | 47 | - | 7 | 88 | 7 | 1 | 74 | 58 | 4.65 | 1.52 | |
通算:3年 | 41 | 40 | 1 | 1 | 0 | 17 | 13 | 0 | 0 | .567 | 973 | 220.2 | 231 | 10 | 83 | - | 9 | 163 | 11 | 2 | 117 | 89 | 3.63 | 1.42 |
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
背番号
編集- 19(2021年)
- 99(2021年)※茨城での背番号
- 17(2022年 - 2024年)
脚注
編集- ^ a b 「ドラフト注目のOB栗林超え目指す!名城大・エース二宮「目標は5試合連続完封&完全試合」」『中日スポーツ』2020年8月29日。2023年12月8日閲覧。
- ^ “二宮衣沙貴|茨城アストロプラネッツ”. ルートインBCリーグ -Baseball Challenge League-. 2023年12月8日閲覧。
- ^ 「ドラフト候補・名城大148キロ右腕二宮が8回途中1失点 気迫の135球」『中に異スポーツ』2020年9月19日。2023年12月10日閲覧。
- ^ 入団及び退団選手のお知らせ - 琉球ブルーオーシャンズ(2021年4月1日)2022年2月21日閲覧。
- ^ 琉球ブルーオーシャンズ [@RYUKYUBLUEOCEAN] (2021年10月5日). "2021年度 通算成績". X(旧Twitter)より2021年10月6日閲覧。
- ^ “BC茨城が琉球から3選手受け入れ 琉球は複数選手の新型コロナ感染&規律違反で活動休止中”. Full-Count. (2021年8月31日) 2021年9月2日閲覧。
- ^ 琉球ブルーオーシャンズからの選手派遣について - 茨城アストロプラネッツ(2021年8月31日)2022年2月21日閲覧。
- ^ 契約に関するお知らせ - 琉球ブルーオーシャンズ(2021年10月12日)2022年2月21日閲覧。
- ^ ルートインBCリーグ 指名選手一覧 (PDF) - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2021年11月9日)2022年2月21日閲覧。
- ^ 2022シーズン背番号決定のお知らせ - 茨城アストロプラネッツ(2022年1月30日)2022年2月21日閲覧。
- ^ a b “初の地区優勝、土浦で決める アストロプラネッツ”. NEWSつくば]. (2022年8月30日) 2022年9月9日閲覧。
- ^ 2022シーズン 個人タイトル確定のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2022年9月9日)2022年9月9日閲覧。
- ^ 池田充雄「開幕戦敗れる 茨城アストロプラネッツ」『NEWSつくば』2023年4月9日。2023年12月10日閲覧。
- ^ 池田充雄「アストロプラネッツ、巨人との交流戦に敗れる」『NEWSつくば』2023年6月8日。2023年12月10日閲覧。
- ^ 池田充雄「4回 悪夢の3失点 土浦市デーのアストロプラネッツ」『NEWSつくば』2023年6月17日。2023年12月10日閲覧。
- ^ “移籍による退団選手のお知らせ(12/7)”. 【公式】茨城アストロプラネッツ-茨城県民球団BCリーグ (2023年12月7日). 2023年12月7日閲覧。
- ^ 「【全選手名掲載】田中健二朗(元DeNA)福田秀平(元ロッテ)ら29人新加入 プロ野球2軍参入・ハヤテ球団が発表【速報】」『静岡新聞アットエス』2023年12月7日。2023年12月7日閲覧。
- ^ a b 静岡新聞運動部 [@shizusports] (2024年4月14日). "#くふうハヤテ は広島に5-1で快勝し、初の同一カード勝ち越しを果たしました。". X(旧Twitter)より2024年4月14日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク×くふうハヤテ 2024/4/4(木) の試合速報・結果」『週刊ベースボールONLINE』。2024年4月14日閲覧。
- ^ 「【ウエスタン】くふうハヤテが広島3連戦を勝ち越し 元ロッテ・西川僚祐が3打点でチームは5勝目」『日テレNEWS NNN』2024年4月14日。2024年4月14日閲覧。
- ^ 「2024年4月21日 くふうハヤテベンチャーズ静岡vs.阪神タイガース 試合出場成績 - プロ野球」『スポーツナビ』。2024年4月21日閲覧。
- ^ 「くふうハヤテが球団初の同一カード3連勝 福田秀平が全得点に絡む 阪神が単独最下位へ」『日テレNEWS NNN』2024年4月21日。2024年4月21日閲覧。
- ^ 名倉正和「⚾くふうハヤテ最終戦飾れず ちゅ~るスタに最多2355人 プロ参入1年目は28勝84敗8分け」『静岡新聞DIGITAL』2024年9月29日。2024年9月28日閲覧。
- ^ “2024年度 ウエスタン・リーグ 【防御率】 リーダーズ(投手部門)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年10月2日閲覧。
- ^ “2024年度 ウエスタン・リーグ 【奪三振】 リーダーズ(投手部門)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年10月2日閲覧。
- ^ “選手退団のお知らせ”. くふうハヤテベンチャーズ静岡. 2024年10月31日閲覧。
- ^ 二宮衣沙貴 [@isaki__0017] (2024年10月31日). "2024年10月31日のポスト". X(旧Twitter)より2024年10月31日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)