二子山古墳 (行田市)
埼玉県行田市にある古墳
二子山古墳(ふたごやまこふん)は、埼玉県行田市埼玉にある古墳。形状は前方後円墳。埼玉古墳群を構成する古墳の1つ。国の特別史跡に指定されている(特別史跡「埼玉古墳群」のうち)。
二子山古墳 | |
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墳丘全景 | |
所属 | 埼玉古墳群 |
所在地 | 埼玉県行田市埼玉 |
位置 | 北緯36度7分34.54秒 東経139度28分44.61秒 / 北緯36.1262611度 東経139.4790583度座標: 北緯36度7分34.54秒 東経139度28分44.61秒 / 北緯36.1262611度 東経139.4790583度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長132.2m 高さ13.7m |
出土品 | 円筒埴輪・須恵器 |
築造時期 | 6世紀前半 |
史跡 | 国の特別史跡「埼玉古墳群」に包含 |
特記事項 | 埼玉県第1位の規模 |
地図 |
埼玉県では最大規模の古墳で、6世紀前半の築造と推定される。
概要
編集二つの山があるように見えることからこの名がある。
- 墳丘長132.2メートル[1]
- 後円部径67.0メートル・高さ11.7メートル
- 前方部幅83.2メートル・高さ13.7メートル
- 方形の二重周濠をもつ。現在の内堀は水をたたえているが、元々は空堀だったことがわかっている。
- 西側くびれ部に造り出しがある。
- 墳形は稲荷山古墳および鉄砲山古墳と同様大仙陵古墳に類似し、稲荷山古墳を1.15倍すると二子山古墳に重なる。
もと東側裾に観音寺があったところから「観音山」とも呼ばれる。 内部埋葬施設は不明であるが、周濠からは1メートルを越える円筒埴輪が、多数出土している。
古墳の造営年代は出土した埴輪や須恵器の特徴から、6世紀の前半と考えられている。
浸食作用で墳丘外周の崩落が深刻化したため、内堀の水を抜いて埋め立てて「空堀」にする工事が進んでいる。
2023年1月27日、古墳の頂上部分に2カ所の穴が掘られる古墳破壊の被害を受けたことが判明した。穴の深さは最大で2メートルを超えるものもあった[2]。
脚注
編集- ^ 埼玉古墳群紹介 - 埼玉県立さきたま史跡の博物館
- ^ “二子山古墳、2カ所に穴 石室狙いか 警備強化”. 毎日新聞地方版 (2023年1月28日). 2023年2月10日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 二子山古墳 - 埼玉県立さきたま史跡の博物館