二四諸国(にじゅうよんしょこく、ネパール語:चौबिसी राज्य, Chaubisi Rajya)は、ネパールガンダキ地方(現在のガンダキ県ダウラギリ県)に割拠した諸国。

歴史

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カサ王国の消滅後、カルナリ地方二二諸国が割拠したのと同様に、ガンダキ地方にも土侯らの支配する小王国が割拠した[1]。なお、24という数値は概数で、20数ヵ国程度の国々という意味で漠然と用いられていた、と佐伯和彦は述べている[1]。実在の確認されている諸国は以下の通り。

これらのうち、パルパが二四諸国中もっとも強勢を誇った[2]。また、ガンダギ地方にはゴルカ王国も存在していたが、さらに小王国のゴルカはこの二四諸国に数えられることはほとんどなかった[1]。だが、ゴルカは次第に力を蓄え強大化し、やがてネパール王国を形成し、プリトビ・ナラヤン・シャハプラタープ・シンハ・シャハラナ・バハドゥル・シャハの3代が二四諸国を次々に制圧・併合した[1]

脚注

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  1. ^ a b c d 佐伯『世界歴史叢書 ネパール全史』、p.480
  2. ^ 佐伯『世界歴史叢書 ネパール全史』、p.504

参考文献

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  • 佐伯和彦『世界歴史叢書 ネパール全史』明石書店、2003年。 

関連項目

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