二人静 (オペラ)
『二人静 -海から来た少女-』(ふたりしずか うみからきたしょうじょ、Futari Shizuka -The Maiden from the Sea-)は、日本の作曲家細川俊夫が2017年に作曲した、1幕1場からなるオペラである。原作は平田オリザの同名の能に基づき、リブレットは作曲者自身が担当している[1]。演奏時間は約45分。
作曲の経緯
編集作品はアンサンブル・アンテルコンタンポランからの委嘱によって制作された[2]。
初演
編集世界初演は2017年12月1日にフランスのパリでマティアス・ピンチャーの指揮、アンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏によって、英語による演奏会形式で行われた[2]。
日本初演は2021年8月22日にピンチャーの指揮、アンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏で、演奏会形式による上演を予定している[3]。
編成
編集フルート(ピッコロ、バスフルート持ち替え)、オーボエ(イングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット2(バスクラリネット持ち替え)、ファゴット(コントラファゴット持ち替え)、ホルン2、トランペット、トロンボーン、テューバ、パーカッション3、ピアノ(チェレスタ持ち替え)、ハープ、弦楽合奏
配役
編集役名 | 声域 | 初演時のキャスト | 備考 |
---|---|---|---|
ヘレン | ソプラノ | シェシュティン・アヴェモ | |
静 | 青木涼子 | 能役者 |
脚注
編集- ^ “細川俊夫の新作オペラ《二人静》 パリ、ケルンで初演|ショット・ミュージック”. ショット・ミュージック. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b “ショット・ミュージック株式会社|細川俊夫 作品情報〈上演作品〉|二人静”. www.schottjapan.com. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “サントリーホール サマーフェスティバル 2021ザ・プロデューサー・シリーズ アンサンブル・アンテルコンタンポランがひらく~パリ発 - 「新しい」音楽の先駆者たちの世界~東洋-西洋のスパーク”. サントリーホール 公演スケジュール. 2021年8月4日閲覧。