乾ルカ
乾 ルカ(いぬい るか、1970年2月11日 - )は、日本の小説家。北海道札幌市生まれ[1]。北海道札幌北陵高等学校[要出典]、藤女子短期大学国文科[要出典]卒業[1]。
乾 ルカ (いぬい ルカ) | |
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ペンネーム | 乾 ルカ |
誕生 |
1970年2月11日(54歳) 日本北海道札幌市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 藤女子短期大学卒業 |
活動期間 | 2006年 - |
ジャンル | ホラー、ダーク・ファンタジー、青春小説 |
代表作 |
『あの日にかえりたい』(2010年) 『メグル』(2010年) 『てふてふ荘へようこそ』(2011年) |
主な受賞歴 | オール讀物新人賞(2006年) |
デビュー作 | 『夏光』(2007年) |
ウィキポータル 文学 |
銀行員や官庁の臨時職員を経て、2006年に短編「夏光」(なつひかり)で文藝春秋主催の第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー[1]、(小野寺史宜と同時受賞)。2010年、『あの日にかえりたい』で第143回直木三十五賞候補、『メグル』で第13回大藪春彦賞候補[2]。
ホラーやダーク・ファンタジーの要素が強い作品を主に書くが[要出典]、『向かい風で飛べ!』はスキージャンプを題材とした青春小説である[3]。
作品リスト
単著
- 夏光(2007年9月 文藝春秋 / 2010年10月 文春文庫)
- 収録作品:夏光 / 夜鷹の朝 / 百焰 / は / Out of This World / 風、檸檬、冬の終わり
- プロメテウスの涙(2009年4月 文藝春秋 / 2012年10月 文春文庫)
- メグル(2010年2月 東京創元社 / 2013年8月 創元推理文庫)
- 収録作品:ヒカレル / モドル / アタエル / タベル / メグル
- あの日にかえりたい(2010年5月 実業之日本社 / 2013年6月 実業之日本社文庫)
- 収録作品:真夜中の動物園 / 翔る少年 / あの日にかえりたい / へび玉 / did not finish / 夜、あるく
- 蜜姫村(2010年10月 角川春樹事務所 / 2013年3月 ハルキ文庫)
- 六月の輝き(2011年1月 集英社 / 2014年2月 集英社文庫)
- てふてふ荘へようこそ(2011年5月 角川書店 / 2012年9月 角川文庫)
- 四龍海城(2011年7月 新潮社)
- 【改題】君の波が聞こえる(2014年5月 新潮文庫)
- ばくりや(2011年10月 文藝春秋 / 2014年10月 文春文庫)
- たったひとり(2013年1月 文藝春秋)
- 向かい風で飛べ!(2013年12月 中央公論新社 / 2016年10月 中公文庫)
- 願いながら、祈りながら(2014年3月 徳間書店 / 2016年12月 徳間文庫)
- モノクローム(2014年6月 新潮社)
- 11月のジュリエット(2014年10月 KADOKAWA)
- 【改題】青い花は未来で眠る(2017年8月 角川文庫)
- 森に願いを(2015年1月 実業之日本社 / 2018年4月 実業之日本社文庫)
- ミツハの一族(2015年4月 東京創元社 / 2017年6月 創元推理文庫)
- 奇縁七景(2015年7月 光文社 / 2018年3月 光文社文庫)
- 収録作品:虫が好かない / 目に入れても / 報いの一矢 / 夜の鶴 / 只よりも高いもの / 黒い瞳の内 / 岡目八目
- 花が咲くとき(2016年3月 祥伝社 / 2019年6月 祥伝社文庫)
- わたしの忘れ物(2018年3月 東京創元社 / 2021年4月 創元推理文庫)
- カレーなる逆襲! ポンコツ部員のスパイス戦記(2018年7月 文春文庫)
- 心音(2019年4月 光文社 / 2022年7月 光文社文庫)
- コイコワレ(2019年6月 中央公論新社 / 2022年12月 中公文庫)
- 明日の僕に風が吹く(2019年9月 KADOKAWA / 2022年9月 角川文庫)
- 龍神の子どもたち(2020年10月 祥伝社 / 2023年11月 祥伝社文庫)
- おまえなんかに会いたくない(2021年9月 中央公論新社 / 2023年9月 中公文庫)
- 水底のスピカ(2022年10月 中央公論新社)
- 花ざかりを待たず(2023年4月 光文社)
- 葬式同窓会(2023年10月 中央公論新社)
アンソロジー
「」内が乾ルカの作品
- ザ・ベストミステリーズ 2009 推理小説年鑑(2009年7月 講談社)「モドル」
- 【分冊・改題】Spiral めくるめく謎 ミステリー傑作選(2012年11月 講談社文庫)
- 暗闇を見よ(2010年11月 光文社カッパ・ノベルス / 2015年4月 光文社文庫)「ちゃーちゃん」
- 大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー(2013年1月 光文社 / 2014年8月 光文社文庫)「モブ君」
- 奇想博物館(2013年12月 光文社 / 2017年5月 光文社文庫)「漆黒」
- 殺意の隘路(2016年12月 光文社)「黒い瞳の内」
- 【分冊】殺意の隘路(2020年5月 光文社文庫【上】)
- おしゃべりな銀座(2017年6月 扶桑社 / 2024年4月 文春文庫)※エッセイアンソロジー「田舎者、銀座を歩く」
- ほんのきもち(2018年8月 扶桑社)「天使の名前の犬のこと」
- 妖し(2019年12月 文春文庫)「かぐわしきひと」
- 沈黙の狂詩曲(2019年11月 光文社)「妻の忘れ物」
- 【分冊・改題】沈黙の狂詩曲 精華編 Vol.1(2021年5月 光文社文庫)
- アンソロジー 舞台!(2024年3月 創元文芸文庫)「モコさんというひと」
テレビ出演
メディア・ミックス
テレビドラマ
- てふてふ荘へようこそ(2012年10月27日 - 12月15日、全8話、NHK BSプレミアム)[4]
出典
関連項目
外部リンク
- 日刊ゲンダイ 乾ルカインタビュー - 『夏光』刊行時のインタビュー
- 乾ルカ『ミツハの一族』ここだけのあとがき - 『ミツハの一族』刊行時の著者コメント