九十九山(つくもやま)は、群馬県前橋市富士見町原之郷に位置する。別名御岳(おんたけ)[1]。標高172メートル[2]赤城山流れ山とみられ、山頂に三等三角点の標石がある[2]

九十九山

南東から撮影した九十九山
標高 172m
位置
北緯36度26分17秒 東経139度3分40秒 / 北緯36.43806度 東経139.06111度 / 36.43806; 139.06111座標: 北緯36度26分17秒 東経139度3分40秒 / 北緯36.43806度 東経139.06111度 / 36.43806; 139.06111
所在地 群馬県前橋市富士見町原之郷
プロジェクト 山
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概要

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九十九山の名は高さが九十九(約30メートル)あることに由来するとされる[3]江戸時代末の藍沢無満は『九十九山の記』で、白山権現を祀ったことから「白」を「百」から「一」を除いたものとして「九十九」と訓じたことに由来するとしている[4]

江戸時代の『前橋風土記』には「須久毛山」として見える[5]

無格社・赤城神社が所在したが、明治40年(1907年)に原之郷の富士原神社に合祀された[6]

九十九山古墳

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九十九山古墳
 
九十九山古墳石室
所在地 群馬県前橋市富士見町原之郷275-1
形状 前方後円墳
規模 全長 約60 m
後円部径 約35 m
高さ 約5.5 m
埋葬施設 袖無型横穴式石室
出土品 耳環
史跡 前橋市指定史跡「九十九山古墳」
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九十九山古墳(つくもやまこふん)は、群馬県前橋市富士見町原之郷の九十九山頂上に築かれた前方後円墳[7]前橋市指定史跡(昭和49年12月1日指定)[8]。上毛古墳綜覧富士見村第16号[9]

全長8メートル30センチメートルの袖無型横穴式石室が後円部南方に開口する[7]

富士見村の郷土かるた『富士見かるた』では「歴史を語る九十九山古墳」としてうたわれている[10]

周辺

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脚注

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参考文献

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  • 勢多郡誌編纂委員会『勢多郡誌』勢多郡誌編纂委員会、1958年3月30日。 
  • 南橘の自然観察と環境を守る会『九十九山と周辺の自然観察ガイド』2017年3月1日。 
  • 富士見村誌編纂委員会 編『富士見村誌』富士見村役場、1954年11月23日。 
  • 富士見村誌編纂委員会 編『富士見村誌 続編』富士見村役場、1979年10月1日。 

関連項目

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  • 十二山
  • 船津伝次平 - 富士見村大字原之郷の農業指導者。墓所は九十九山に近く、父・利兵衛路雄は九十九山にちなみ「白庵」を号とした。