久住 章(くすみ あきら、1948年 - )は、日本左官職人。「カリスマ左官」と呼ばれている。兵庫県志筑町(現・淡路市)出身。

人物・経歴

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18歳で長兄について左官の修業を始める。京都数寄屋左官に弟子入りして聚楽壁を習う。業界誌 『左官教室』の編集者小林澄夫の紹介で、建築家の仕事を手がけるようになる。

アーヘン工科大学の夏期講師に招碑されたのを機に、世界各地の土壁を見てまわり、独自の技をつくりあげる。

現在講師として全国各地で左官指導にもあたる。

1984年兵庫県技能顕功賞、1995年吉岡賞(現新建築賞)、1999年、日本建築学会文化賞受賞。

象設計集団との仕事が多く、ドーモ・キヴァ (徳田邸)、特別養護老人ホーム葛飾の家、高橋建設社屋、十勝ビール、ドーモ・キニャーナなどがある。

参考文献

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  • 久住 章、『壁の遊び人=左官・久住章の仕事』、世織書房 2004年 ISBN 978-4902163131