丸森駅
丸森駅(まるもりえき)は、宮城県伊具郡丸森町舘矢間山田にある阿武隈急行線の駅。東北地方でもっとも遅く最終列車が到着する駅である。
丸森駅 | |
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駅舎(2007年6月) | |
まるもり MARUMORI | |
◄あぶくま (8.1 km) (1.7 km) 北丸森► | |
所在地 | 宮城県伊具郡丸森町舘矢間山田 |
所属事業者 | 阿武隈急行 |
所属路線 | ■阿武隈急行線 |
キロ程 | 37.5 km(福島起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
452人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1968年(昭和43年)4月1日[1] |
備考 | 社員配置駅 |
歴史
編集丸森駅は1968年(昭和43年)4月1日、国鉄丸森線の駅として開業した。丸森線は槻木駅から福島駅まで計画されていた路線だが、この時は槻木駅から丸森駅までの部分開業であり、丸森駅は終着駅だった。丸森線の一番列車はディーゼル機関車牽引の6両編成客車による丸森6時23分発仙台行きであり、この列車の出発には丸森町長や国鉄仙台鉄道管理局の関係者、丸森町立舘屋間小学校の鼓笛隊、駅周辺の住人約700人が集まって祝福した[2]。
本来、東京方面行きが上り、青森方面行きが下りだが、国鉄時代は丸森駅が終点だったために、丸森線においては槻木方面に向かう列車が上り列車となっていた。
部分開業に留まった丸森線は利用者が少なく、国鉄再建の一環で1981年(昭和56年)に他のいくつかの路線と共に特定地方交通線に指定され、国鉄線としては廃止されることになった。沿線の自治体はこれを第三セクター鉄道として存続させることに決め、1986年(昭和61年)7月に丸森駅は丸森線を継承する阿武隈急行の駅となった。その後、1988年(昭和63年)7月には丸森駅から福島駅までの残っていた区間が開通した[3]。
年表
編集駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅で、駅本屋とは構内踏切で連絡している。折返し列車が設定されている。上り列車は上り、下り両本線に進入できるが、下り列車は下り本線にしか進入出来ない。ただし、いずれの本線からも福島、槻木両方向に進出することが出来る。上り本線の福島方に保守用車用の保守基地線がある。
かつては夜間滞泊も行われていたが、2010年(平成22年)12月4日のダイヤ改正にて一度廃止となった。2021年(令和3年)の改正で復活した。
社員配置駅。出札窓口、自動券売機、トイレ、待合所が駅舎内に設けられている。窓口閉鎖時間帯にホームへ向かう場合は夜間専用通路を通ることになる。自動券売機は第一日曜に限り、フリーきっぷ購入者がほとんどなので稼動を停止する。売店は幾度かの開閉設の後、2016年(平成28年)頃に閉店し設備は撤去されている。2017年(平成29年)4月、駅舎の福島側にまるもり移住・定住サポートセンターが町庁舎から移転オープンした。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■阿武隈急行線 | 上り | 梁川・福島方面 |
下り | 槻木・仙台方面 |
※原則として梁川・福島方面は1番線、槻木方面は2番線を使用する。
利用状況
編集1日乗降人員推移[4] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 402 |
2012年 | 498 |
2013年 | 388 |
2014年 | 369 |
2015年 | 484 |
2016年 | 458 |
2017年 | 453 |
2018年 | 452 |
駅周辺
編集当駅は丸森町の中心部から約1 kmほど北側に離れている。丸森町は「水と緑の輝くまち」をキャッチフレーズにしている[5]。
- 国道113号
- 丸森町役場舘矢間出張所
- 館山郵便局
バス路線
編集駅前ロータリー内に丸森町民バス「阿武隈急行線丸森駅」停留所があり、町内各地へ運行する各路線が発着する[注釈 1][6]。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ (略称は「阿武急丸森駅」停留所)
出典
編集- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、473頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『丸森町史』1059頁。
- ^ 『柴田町史』通史篇2、1028-1029頁。
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月3日閲覧
- ^ “水とみどりの輝くまち 丸森町” (PDF). 丸森町. 2023年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月25日閲覧。 “(宮城県丸森町 町勢要覧)”
- ^ “丸森町民バス”. 丸森町. 2023年9月25日閲覧。 “(注:時刻表は改正の度に取換えを要する可能性があるため、運行事業者のトップページ(簡易路線図あり)を出典に用いています)”
参考文献
編集- 丸森町史編さん委員会 『丸森町史』 丸森町、1984年。
- 柴田町史編さん委員会 『柴田町史』通史篇2 柴田町、1992年。