中野市立図書館
長野県中野市にある公共図書館
中野市立図書館(なかのしりつとしょかん)は、長野県中野市にある公共図書館。中野市大字西条にある市立図書館と、大字赤岩にある北部分館、大字安源寺にある西部分館、大字豊津にある豊田分館の4館からなる。2016年3月末現在での蔵書数は、中野市立図書館が205,744冊、分館の3館合計で36,501冊[2]。年間貸出数は175,411冊である(2015年度統計)。
中野市立図書館 Nakano City Library | |
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施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 中野市 |
延床面積 | 2700 m2 |
開館 | 1958年(昭和33年)4月 |
所在地 | 長野県中野市大字西条1000 |
位置 | 北緯36度44分35.5秒 東経138度21分54.2秒 / 北緯36.743194度 東経138.365056度座標: 北緯36度44分35.5秒 東経138度21分54.2秒 / 北緯36.743194度 東経138.365056度 |
ISIL | JP-1001682 |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 242,245冊・点(2016年時点) |
貸出数 | 175,411冊・点(2015年) |
条例 | 中野市立図書館条例 |
職員数 | 13名、うち専任3名(2018年)[1] |
公式サイト | http://www.nakano-lib.jp/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
歴史
編集1902年(明治35年)12月に長野県下高井郡大黒町(現、中野市)に小野幾之助により設立された私設文庫が始まりである。中野町中野銀行役員であった小野は、父安太郎の還暦記念に図書館の設立を思い立ち、当時の価格で2,100円[3]を投じて「中野文庫」として開設した[4][5]。
私設文庫としては帝国教育会付属図書館、伊勢神宮林崎文庫とともに全国的に有名であった[6]が、小野自身の転居等により維持が困難になり5年後には閉鎖された。蔵書は中野町に寄贈され、書籍類は中野尋常小学校に移管され1917年(大正6年)12月に町立図書館として再開した[7]。
1946年(昭和21年)8月に中野公民館図書部となる。1954年(昭和29年)7月に合併により中野市となり、各町村の図書部が統合されて中野市公民館図書部となる。1958年(昭和33年)4月に中野市公民館図書部から独立し中野市立図書館が誕生した。
2006年7月、それまで本館のみで利用可能であった図書館カードが分館でも利用できるようになり、本館および3分館が相互にネットワーク化され、所蔵場所を問わず本の貸し出し予約が可能になった[8]。
年表
編集建物概要
編集- 所在地 - 中野市大字西条1000番地
- 構造 - 鉄筋コンクリート構造、2階建て
- 延床面積 - 2700m2
分館
編集北部分館
編集- 所在地:中野市赤岩 1447 (北部公民館内)
西部分館
編集- 所在地:中野市安源寺 666-1 (西部民館内)
豊津分館
編集- 所在地:中野市豊津 2509 (豊田公民館内)
脚注
編集- ^ 長野県公共図書館概況
- ^ “平成28年度 教育要覧” (PDF). 中野市教育委員会. pp. 59 (2017年1月). 2017年3月20日閲覧。
- ^ 中野文庫の創設者 小野幾之助 図書館を考える会 2011 p.16
- ^ 中野文庫の創設者 小野幾之助 図書館を考える会 2011 pp.11-14
- ^ 信州中野小学校沿革史編纂委員会 1973, p. 527-529.
- ^ 中野文庫の創設者 小野幾之助 図書館を考える会 2011 P.25
- ^ 中野市誌編纂委員会 1981, p. 325-326.
- ^ 「中野市立図書館 新システムの稼働式 豊田分館とネット化」『信濃毎日新聞』2006年7月14日付朝刊、東北信面第6版、第19面。
- ^ 中野市誌編纂委員会 1981, p. 324.
- ^ 中野町誌 綿貫與六 1919 p.264
- ^ a b 中野市誌編纂委員会 1981, p. 964.
- ^ 中野市誌編纂委員会 1981, p. 965.
- ^ a b 中野市立図書館HP
参考文献
編集- 中野市誌編纂委員会 編『中野市誌 歴史編(後編)』1981年。
- 中野小学校沿革史編纂委員会 編『信州中野小学校百年史』1973年。
- 『長野県公立図書館概況』 県立長野図書館 平成30年度