中筋 (宝塚市)
中筋(なかすじ)は兵庫県宝塚市の地名。一丁目から九丁目までが存在する。郵便番号は、665-0874。
中筋 | |
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北緯34度49分40秒 東経135度22分26秒 / 北緯34.82778度 東経135.37389度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 兵庫県 |
市町村 | 宝塚市 |
地区 | 旧長尾村 |
人口 | |
• 合計 | 5,388人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
665-0874[2] |
市外局番 | 0797[3] |
ナンバープレート | 神戸 |
中筋の位置 |
概要
編集中筋は1955年まで長尾村の一部であったが1955年3月10日に宝塚市の一部となった。
歴史
編集江戸時代初期は中筋には中筋村という村が存在した。村の宗派は法華宗であった。これは当時、「中筋村の飢饉」が起こり、大変な不作であったために納める年貢に悩まされていた。このような中、偶然にも村人の一人が、米俵を積んだ舟が淀川筋を登っていくのを見かけた。その米は姫路藩主・池田輝政の幼い息女がなくなり、その百か日の法事の御供養米として、京都の法華宗の本禅寺へ届けるものであった。そのことを知った村の代表達が村を救うよう嘆願した。しかし、寺の日邵上人は「お困りなのはよくわかったが、法華宗の宗義として他宗のものには米一粒、銭を一銭たりとも援助することはできないのです。たとえ何人かの法華宗のものがいたとしても、村全体のために米をわけてやる訳にはいきません」と返答した。その後村で話し合った結果、今度は村民全員で本禅寺へ行き、「村に住む者は皆、法華宗に帰依します。これは子々孫々まで変わることはありません。このたびの願い、どうぞかなえてください」と申した。そして寺に以下の証文を差し出した。
一 中筋村に暮らすものは全員、法華宗を守り、子々孫々まで法灯(ほうとう)をかかげます。
一 他の宗派から宗旨がえを求められても応じません。
一 前の宗派へ隠れて詣でることもしません。
お米を融通してもらうことができ、年貢を納めることができた中筋村は、全員が法華宗の陣門流に帰依した。その後、京都に詣でるには道のりが遠いことから、古くからあった村の寺を建て直した。その寺の名は、亡くなった池田輝政の息女の法名「縁了院殿妙幻叔霊(えんりょういんでん みょうげんしゅくれい)」の妙幻に因み、「妙玄寺」とした。その上、村の角には「南無妙法蓮華経 法界」と刻まれた法界石を建て、村の宗派が法華宗であることを明らかにした[4]。
世帯数と人口
編集2022年(令和4年)7月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
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中筋一丁目 | 337世帯 | 689人 |
中筋二丁目 | 401世帯 | 1,055人 |
中筋三丁目 | 139世帯 | 312人 |
中筋四丁目 | 201世帯 | 419人 |
中筋五丁目 | 227世帯 | 472人 |
中筋六丁目 | 256世帯 | 533人 |
中筋七丁目 | 225世帯 | 559人 |
中筋八丁目 | 261世帯 | 592人 |
中筋九丁目 | 329世帯 | 757人 |
計 | 2,376世帯 | 5,388人 |
小・中学校の学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]。
番地 | 学校 |
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小学校 | |
大字中筋(中筋字長尾山9番地を除く。)、中筋1~4丁目 | 宝塚市立長尾小学校 |
中筋5~9丁目 | 宝塚市立安倉北小学校 |
中学校 | |
中筋1~8丁目 | 宝塚市立長尾中学校 |
中筋9丁目(10・11番を除く。) | 宝塚市立安倉中学校 |
中筋字長尾山(9番地) | 宝塚市立中山五月台中学校 |
大字中筋(中筋字長尾山9番地を除く。) | 宝塚市立山手台中学校 |
脚注
編集- ^ a b “住民基本台帳による人口”. 宝塚市 (2021年7月31日). 2022年8月25日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年8月25日閲覧。
- ^ “宝塚の民話・第2集の3”. 宝塚市公式ホームページ. 2022年11月9日閲覧。
- ^ “宝塚市立小学校及び中学校の指定に関する規則”. 宝塚市. 2022年8月25日閲覧。