中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」
『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』(なかじまみゆき 2020ラストツアー「けっかオーライ」)は、2022年2月2日にヤマハミュージックコミュニケーションズから発売された中島みゆきのライブ・アルバム。
『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』 | ||||
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中島みゆき の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | ヤマハミュージックコミュニケーションズ | |||
プロデュース | 瀬尾一三 | |||
チャート最高順位 | ||||
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中島みゆき アルバム 年表 | ||||
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トレーラー動画 | ||||
【公式】中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」ライヴCDアルバム・トレーラー動画 - YouTube | ||||
ダイジェスト動画 | ||||
『誕生』 - YouTube 『糸』 - YouTube |
背景
編集今作は、中島みゆきが2020年1月12日 - 2月26日[注釈 1]まで行われたコンサート・ツアー『中島みゆき 2020ラスト・ツアー結果オーライ』から収録している。このツアーは新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、10都市11会場24公演を予定していたが、8公演のみで終了。さらに、このラスト・ツアーの再開はないことが発表され、“幻のラスト・ツアー”となった[4]。
制作
編集中島の音楽プロデューサーである瀬尾一三は、2月28日以降の日程がストップし代替案を模索していたが全てがダメになってしまい、残りの全公演中止を判断した時には『未消化で終わってしまうこのツアーをどうすればいいんだろう』とそればかりを考えていたという[5]。
意図せず、ラストツアーの初日から全部マルチトラックレコーディングとして記録が残っていたといい、瀬尾は中島に「とにかく一度聴いてみてくれ」とマルチトラックを渡し、2020年12月に『ツアーの決着のつけ方』についての会談が行われ、瀬尾は「新型コロナが収まった2021年か2022年に、同じ内容のツアーをもう1回やりますか?」と中島に訊いたところ「同じセットリストで同じライブを再開するのは如何なものでしょう。ライブに来られなかった人のためにも音源を発表して終わりにしませんか」と返答したという。2021年の春に制作が開始され、夏から中島も制作に携わり、リリース直前の11月末に最終的なOKが出たという[5]。
リリース
編集2022年2月2日に、ヤマハミュージックコミュニケーションズから初回盤2種[注釈 2]と通常盤の計3形態でリリースされた。中島のアルバムとしては初めて、Blu-spec CD2が採用された[注釈 3]。
初回盤に同梱されているBlu-rayやDVDには、楽屋映像や、ツアーの最後となった大阪公演、中島みゆきが舞台で歌っている姿が収められている[6]。また、初回特典映像に収録されなかった"未公開映像"の「宙船」「麦の唄」「永遠の嘘をついてくれ」「はじめまして」の4曲は、中島みゆきのファンクラブ「でじなみ」に二週間限定で入れ替わりに配信された。
収録曲
編集全作詞・作曲: 中島みゆき、全編曲: 瀬尾一三。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「一期一会」 | |
2. | 「アザミ嬢のララバイ」 | |
3. | 「悪女」 | |
4. | 「浅い眠り」 | |
5. | 「糸」 | |
6. | 「ローリング」 | |
7. | 「最後の女神」 | |
8. | 「流星」 | |
9. | 「 | |
合計時間: |
全作詞・作曲: 中島みゆき、全編曲: 瀬尾一三。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「離郷の歌」 | |
2. | 「この世に二人だけ」 | |
3. | 「ナイトキャンプ・スペシャル」 | |
4. | 「宙船(そらふね)」 | |
5. | 「あたいの夏休み」 | |
6. | 「麦の唄」 | |
7. | 「永遠の嘘をついてくれ」 | |
8. | 「慕情」 | |
9. | 「誕生」 | |
10. | 「人生の素人」 | |
11. | 「土用波」 | |
12. | 「はじめまして」 | |
合計時間: |
# | タイトル |
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1. | 「中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」 ライヴ・ドキュメント」 |
演奏者
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 2月28日- 6月5日は新型コロナウイルス感染症の影響で中止
- ^ Blu-spec CD2+Blu-rayとBlu-spec CD2+DVDの各2種
- ^ ただし高音質CDとしては、2005年に発売したライブアルバム『中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A.』のSACDや、アルバムのリマスター盤でのHQCDが、過去に発売された。
出典
編集- ^ “中島みゆき2020 ラストツアー結果オーライ|中島みゆき”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2022年3月14日閲覧。
- ^ “Billboard Top Albums 2022/02/09 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年4月2日閲覧。
- ^ “Billboard Hot Albums 2022/02/09 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年4月2日閲覧。
- ^ “中島みゆき、途中で中止を余儀なくされた幻のラスト・ツアーを全曲 完全収録した 2枚組 ライブ CD アルバム『中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』2022年2月2日 発売! 初回盤には、リハーサル、舞台裏、歌唱シーンを含むドキュメント映像も収録!”. MUSIC GUIDE (株式会社ページワン). (2022年1月21日) 2022年4月2日閲覧。
- ^ a b “音楽プロデューサー・瀬尾一三氏が語る、中島みゆきライブアルバム完成までの奇跡と苦悩、葛藤”. ORICON STYLE (株式会社oricon ME). (2022年3月18日) 2022年4月2日閲覧。
- ^ “中島みゆき、ライブアルバム『結果オーライ』発売&トレーラー映像公開”. 全日本歌謡情報センター powered by BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2022年2月3日) 2022年4月2日閲覧。
- ^ a b c “中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」 [2Blu-specCD2+Blu-ray Disc]<初回盤>”. タワーレコード. 2022年4月2日閲覧。
- ^ a b c “中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」 [2Blu-spec CD2+DVD]<初回盤>”. タワーレコード. 2022年4月2日閲覧。
- ^ a b “中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」<通常盤>”. タワーレコード. 2022年4月2日閲覧。
外部リンク
編集- “中島みゆきラスト・ツアー『結果オーライ』商品特設ページ”. ヤマハミュージックコミュニケーションズ. 2022年3月12日閲覧。