中国卓球スーパーリーグ
中国卓球スーパーリーグ(中: 中国乒乓球超级联赛、略称CTTSLないし乒超)は中華人民共和国の卓球リーグであり、世界最高峰の卓球リーグの1つである。
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大会概要 | ||||
英語 | China Table Tennis Super League | |||
開始年 | 1995 | |||
開催国 | 中華人民共和国 | |||
参加チーム数 | 男10、女10 | |||
サイト | 公式サイト | |||
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概要
編集1994年のスポーツ改革により翌1995年に全国クラブ大会(全国乒乓球俱乐部赛)の名称で発足[1]。1999年に現在の名称の中国卓球クラブ甲級リーグ(超级联赛)となる[1]。
省や市を本拠地とする10チームが参加している。シングルス、シングルス、ダブルス、シングルス、シングルスの形式で、3戦先勝方式の団体戦で行われる[2]。下部リーグとして甲A・甲B・甲C・甲D・乙A・乙Bのリーグ運営を行っている。
2017/18シーズンは、中国協会が同リーグに全ての外国人選手を出場させない方針[3]としたと報道された。これまでも五輪の約1年前から中国側は日本選手の受け入れを制限している。
歴代優勝チーム
編集男子
編集全国クラブ選手権(1995年-1997年)
編集年 | 優勝 | 主な選手 |
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1995年 | 黒龍江雅豊隊 | 孔令輝 |
1996年 | 上海大衆隊 | 王励勤 |
1997年 | 黒龍江金太陽明星隊 | 孔令輝 |
甲級リーグ(1998年)
編集年 | 優勝 | 主な選手 |
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1998年 | 八一工商銀行隊 | 王涛、劉国梁 |
超級リーグ(1999年-)
編集年 | 優勝 | 主な選手 |
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1999年 | 黒龍江隊 | 孔令輝、王飛、張鵬 |
2000-2001年 | 八一隊 | 馬琳、劉国梁、王濤 |
2002年 | 山東魯能隊 | 馬琳、劉国正、張勇 |
2003-2004年 | 広東全球通隊 | 馬琳、張超、凌偉超 |
2005年 | 陝西銀河隊 | 馬琳、郝帥、高礼澤 |
2006年 | 陝西銀河隊 | 馬琳、郝帥、高礼澤 |
2007年 | 寧波北侖海天隊 | 馬琳、柳洋、李静 |
2008年 | 上海冠生園隊 | 王励勤、許昕、高礼澤 |
2009年 | 寧波北侖海天隊 | 馬龍、唐鵬、荘智淵 |
2010年 | 山東魯能隊 | 張継科、張超、朱世赫 |
2011年 | 浙商銀行隊 | 馬琳、郝帥、ティモ・ボル |
2012年 | 寧波海天塑機隊 | 馬龍、閻安、朱世赫 |
2013年 | 寧波海天塑機隊 | 馬龍、閻安、林高遠、朱世赫 |
2014年 | 山東魯能隊 | 張継科、郝帥、方博、呉灝 |
2015年 | 寧波海天塑機隊 | 馬龍、閻安、林高遠、呂翔 |
2016年 | 八一大商隊 | 樊振東、周雨、周愷、徐晨皓、趙釗彦、宋旭 |
2017年 | 山東魏橋・向尚運動 | 林高遠、閻安 |
2018-2019年 | 天津卓球 | 林高遠、方博 |
2020年 | 山東魯能 | 馬龍、方博 |
2021年 | 山東魏橋・向尚運動 | 梁靖崑 |
女子
編集全国卓球クラブ選手権(1995年-1997年)
編集年 | 優勝 | 主な選手 |
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1995年 | 河南東方制薬岸隊 | 鄧亜萍 |
1996年 | 江蘇無錫山禾隊 | 李菊、楊影 |
1997年 | 遼寧銅騰達隊 | 王楠 |
甲級リーグ(1998年)
編集年 | 優勝 | 主な選手 |
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1998年 | 江蘇無錫山禾隊 | 李菊、楊影、鄔娜 |
超級リーグ(1999年-)
編集年 | 優勝 | 主な選手 |
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1999年 | 江蘇無錫山禾隊 | 李菊、楊影、林菱 |
2000-2001年 | 河北六通隊 | 牛剣鋒、白楊 |
2002年 | 河北六通隊 | 牛剣鋒、白楊 |
2003-2004年 | 北京海菲泰隊 | 張怡寧、李楠、郭焱、丁寧 |
2005年 | 山東魯能隊 | 李暁霞、彭陸洋 |
2006年 | 北京首創隊 | 張怡寧、郭焱、丁寧 |
2007年 | 北京首創隊 | 張怡寧、郭焱、丁寧 |
2008年 | 山東魯能隊 | 李暁霞、彭陸洋 |
2009年 | 北京時博隊 | 張怡寧、丁寧 |
2010年 | 山東魯能隊 | 李暁霞、彭陸洋、金暻娥 |
2011年 | 山東魯能隊 | 李暁霞、彭陸洋、金暻娥 |
2012年 | 山西大土河華東理工隊 | 劉詩雯、馮亜蘭、饒静文 |
2013年 | 八一冀中能源隊 | 郭躍、木子、曹臻、劉曦 |
2014年 | 山東魯能隊 | 李暁霞、陳夢、顧玉婷、顧若辰、王璇 |
2015年 | 北京首銅隊 | 丁寧、馮亜蘭、文佳、盛丹丹、李佳原 |
2016年 | 武漢安心百分百隊 | 劉詩雯、馮亜蘭、饒静文、劉高陽、張瑞 |
2017年 | 武漢安心百分百隊 | 劉詩雯、馮亜蘭、饒静文、劉高陽、張瑞 |
2018-2019年 | 山東魯能 | 王曼昱 |
2020年 | 深圳大学 | 陳夢、孫穎莎、王艺迪 |
2021年 | 山東魯能 | 陳夢、王曼昱、陳幸同 |
2023年 | 深圳大学 | 陳夢、孫穎莎、蒯曼 |
歴代主な外国選手
編集男子
編集- ベラルーシ: ブラディミル・サムソノフ (2006)
- ベルギー: ジャン=ミッシェル・セイブ (2006)
- チャイニーズタイペイ: 荘智淵 (2006, 2009-2010, 2013-2014), 蔣澎龍 (2000/01-2002, 2005-2006), 林昀儒(2020)
- デンマーク: マイケル・メイス (2005)
- ドイツ: ティモ・ボル (2005-2006, 2011, 2013-2014), ドミトリ・オフチャロフ (2013-2014, 2018-2019)
- 日本: 水谷隼 (2008, 2010-2011), 松下浩二 (2005)
- ルーマニア: アドリアン・クリサン (2006)
- 韓国: 朱世爀 (2003/04-2006, 2009-2014), 呉尚垠 (2005-2006, 2008, 2010), 柳承敏 (2000-01, 2005-2006), 李廷佑 (2006), 鄭栄植(2016)
- スウェーデン: ヨルゲン・パーソン (2002, 2012)
女子
編集- チャイニーズタイペイ: 鄭怡静 (2013-2014, 2020), 黄怡樺 (2002, 2014)
- クロアチア: タマラ・ボロシュ (2006)
- 日本: 福原愛 (2005-2006, 2010-2011), 小西杏 (2000-01-2005), 西飯由香 (2002), 平野美宇 (2016)
- 北朝鮮: リ・ミョンスン (2014)
- 韓国: 金暻娥 (2009-2011), 徐孝元(2015, 2016), 田志希(2020)
- シンガポール: 馮天薇, 于夢雨, 周一涵(2016)
- 香港: 杜凱琹(2016-2017, 2020)
- アメリカ合衆国: アリエル・シン (2014), チャン・リリー(2020)
- プエルトリコ: アドリアーナ・ディアス(2020)
脚注
編集- ^ a b “超級リーグを2倍楽しく観る方法 Lesson.2[超級リーグの歴史]”. 卓球王国. (2007年7月20日) 2017年10月6日閲覧。
- ^ 福原愛4季、昨年から平野参戦/中国スーパーリーグ - 日刊スポーツ新聞社、2017年10月6日閲覧
- ^ “卓球の中国リーグに参戦できず 日本選手を警戒か”. 共同通信 47NEWS. (2017年10月5日) 2017年10月5日閲覧。