世界ダウン症の日
世界ダウン症の日(せかいダウンしょうのひ、英: World Down Syndrome Day、WDSD)は、ダウン症候群の啓発を目的として、世界的規模で毎年3月21日に開催されている[1][2]。日本での開催事務局は公益財団法人 日本ダウン症協会(JDS)におかれている。2004年に国際ダウン症連合(en:DOWN SYNDROME INTERNATIONAL)が制定し、2006年から開催された[1]。2012年から国連が国際デーの一つに制定した。
過去のイベント
編集2012年
編集日本においては、前日の3月20日に記念イベントが聖路加看護大学で開催され、笠井信輔が司会をつとめた[3]。これは、WDSDが国連による国際デーの制定を受けて最初の開催となった。
国連による制定については、前年の2011年12月19日の第89本会期の決議文A/RES/66/149として表された[4]。
2013年
編集日本においては、前日の3月20日に記念イベントが豊島公会堂で開催され、約800人が参加した[5]。笠井信輔とスティーブ・ソレイシィが司会をつとめた。参加者および参加グループのうち特筆性のあるものとして、ラブジャンクス、安倍健太、岩元綾、押田興将、こどもの城児童合唱団の名がある。
2014年
編集日本においては、記念イベントが東京芸術大学奏楽堂で開催され、約1000人が参加した[6]。「STEP FORWARD TOGETHER みんなでいっしょに前へ進んでいこう」と述べられている。フジテレビアナウンサーの笠井信輔が司会をつとめた[7]。参加者のうち特筆性のあるものとして、許育瑋、辻井いつ子、井上あずみの名がある。連動して開催された写真展「ダウン症 家族のまなざし -Shifting Perspectives-」に、庄野真代、橋口譲二の名がある[7]。
2015年
編集世界事務局によると、2015年のテーマとして"‘My Opportunities, My Choices’- Enjoying Full and Equal Rights and the Role of Families"が掲げられている[8]。パトロン、すなわち個人による資金的援助の形で、デーモン・ヒル、ムティア・ムラリタラン、リーアム・ニーソンの参加が告げられている[9]。
日本での記念イベントにおいては、奥山佳恵、たちばなかおるの参加が予定されている[10]。
主たるソーシャルメディア展開としては、世界事務局からは、フェイスブック、ツイッター、YouTubeがアナウンスされている[11]。日本ではフェイスブックがアナウンスされている[12]。
脚注
編集- ^ a b c 公益財団法人 日本ダウン症協会. “世界ダウン症の日とは”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ Down Syndrome International. “About WDSD”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ 公益財団法人 日本ダウン症協会. “STEP FORWARD TOGETHER みんなで一緒に前へ進んでいこう” (PDF). 2015年3月3日閲覧。
- ^ 総会. “総会採択決議 第三委員会報告書に基づいて(A/66/462/Add.1)66/149. 世界ダウン症の日” (PDF). 2015年3月3日閲覧。
- ^ 公益財団法人 日本ダウン症協会. “一人ひとりがキラキラ輝いた 世界ダウン症の日記念イベント” (PDF). 2015年3月3日閲覧。
- ^ 公益財団法人 日本ダウン症協会. “みんなの思いが一つになって響いた世界ダウン症の日記念イベント” (PDF). 2015年3月3日閲覧。
- ^ a b 公益財団法人 日本ダウン症協会. “<藝大「奏楽堂」で行われた記念イベントの様子>”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ Down Syndrome International. “WDSD 2015”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ Down Syndrome International. “WDSD Patrons Messages”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ 公益財団法人 日本ダウン症協会. “「世界ダウン症の日」公式サイト”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ Down Syndrome International. “WDSD Social Media”. 2015年3月3日閲覧。
- ^ 公益財団法人 日本ダウン症協会. “STEP FORWARD TOGETHER みんなで一緒に前へ 進んでいこう 2015 「夢だなんて、思ってない。」”. Facebook. 2015年3月3日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 世界ダウン症の日(日本公式サイト)
- World Down Syndrome Day(世界ダウン症連合によるサイト)