下部温泉早川インターチェンジ

山梨県南巨摩郡身延町にある中部横断自動車道のインターチェンジ

下部温泉早川インターチェンジ(しもべおんせんはやかわインターチェンジ)は、山梨県南巨摩郡身延町にある中部横断自動車道インターチェンジである。計画段階での仮称は身延インターチェンジであった。

下部温泉早川インターチェンジ
下部温泉早川インターチェンジの全景
(2019年6月撮影)
所属路線 E52 中部横断自動車道
IC番号 3
本線標識の表記 下部温泉早川
起点からの距離 40.6 km(新清水JCT起点)
身延山IC (8.0 km)
(4.8 km) 中富IC
接続する一般道
山梨県道9号標識
山梨県道9号市川三郷身延線
供用開始日 2019年平成31年)3月10日
通行台数 x台/日
所在地 山梨県南巨摩郡身延町
北緯35度25分1.3秒 東経138度27分44.5秒 / 北緯35.417028度 東経138.462361度 / 35.417028; 138.462361座標: 北緯35度25分1.3秒 東経138度27分44.5秒 / 北緯35.417028度 東経138.462361度 / 35.417028; 138.462361
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このインターチェンジは新直轄方式で作られる区間の中にあり、六郷インターチェンジから富沢インターチェンジの間は無料で供用されている[1]

歴史

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下部温泉早川インターチェンジ出口標識(上八木沢トンネル南口)2021年10月撮影

周辺

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インターチェンジの名前の通り下部温泉に近く、自動車で5分程度の場所にある。また、身延町の下山地区周辺、さらに早川町への最寄インターチェンジであり、赤沢西山温泉奈良田温泉、さらには南アルプスの登山ルートへ向かうことができる(ただし、奈良田以北はマイカー規制されている)。

接続する道路

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E52 中部横断自動車道
(2-2) 身延山IC - (3) 下部温泉早川IC - (3-2) 中富IC

その他

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1957年昭和32年)4月16日に制定された国土開発縦貫自動車道中央自動車道の予定路線を定める法律では、中央自動車道富士吉田市から精進湖を経て身延町を通過し、そこから赤石山脈を抜け現在の飯田インターチェンジへ繋がる予定であり、現在の当インターチェンジ付近に富士川インターチェンジ(仮称)の設置が予定されていた。

しかしこのルートは、精進湖から富士川までの高低差700メートルという急勾配に加え、標高3,000メートルの山々が連なる赤石山脈をトンネル貫通するルートは難工事が予想され、参議院議員の青木一男が財政的に難しいと判断し説得に回った結果、1963年昭和38年)5月に現在の甲府盆地諏訪盆地を迂回するルートに変更された[7]。これに対し通過地となる身延町は、当初ルート案の遂行を訴えたが聞き入れられず、富士川インターチェンジは幻となった[7]

それから56年を経て、下部温泉早川インターチェンジが誕生し、経路は東西から南北へ変わったものの、悲願の高速道路のインターチェンジが設けられることになった。

脚注

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  1. ^ 中部横断自動車道計画概要” (PDF). 山梨県 (2019年2月). 2019年2月5日閲覧。
  2. ^ 「ICに観光地名 身延町が提案へ」(2015年9月25日、山梨日日新聞
  3. ^ 中部横断自動車道(新清水JCT〜増穂IC) インターチェンジ名称が決定しました。” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所・中日本高速道路株式会社・山梨県 (2016年2月26日). 2021年5月9日閲覧。
  4. ^ 【E52】中部横断自動車道 新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷IC 2019年3月10日(日)16時30分に開通』(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所・中日本高速道路株式会社、2019年2月5日https://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/koufu_00000403.html2019年2月5日閲覧 
  5. ^ E52 中部横断自動車道 新清水JCT~富沢IC、下部温泉早川IC~六郷IC 2019年3月10日(日)16時30分に開通』(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所・中日本高速道路株式会社、2019年2月5日https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4469.html2019年2月5日閲覧 
  6. ^ E52中部横断自動車道 山梨〜静岡間 全線開通! 中部横断自動車道 南部IC〜下部温泉早川IC間が令和3年8月29日(日)16時に開通” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 甲府河川国道事務所・中日本高速道路株式会社 (2021年7月21日). 2021年7月21日閲覧。
  7. ^ a b 佐藤健太郎 2015, p. 132.

参考文献

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  • 佐藤健太郎『国道者』新潮社、2015年11月25日。ISBN 978-4-10-339731-1 

関連項目

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外部リンク

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