上田大河
上田 大河(うえだ たいが、2001年11月15日 - )は、三重県尾鷲市出身のプロ野球選手(投手)。埼玉西武ライオンズ所属。
埼玉西武ライオンズ #11 | |
---|---|
2024年4月20日 カーミニークフィールドにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 三重県尾鷲市 |
生年月日 | 2001年11月15日(23歳) |
身長 体重 |
182 cm 86 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2023年 ドラフト2位 |
初出場 | 2024年6月5日 |
年俸 | 1350万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入り前
編集三重県尾鷲市で生まれ、尾鷲市立宮之上小学校1年生のときに『尾鷲野球少年団』で野球を始めた[2]。 小学校時代のチームメイトには2学年上に湯浅京己、1学年上に石伊雄太が居た[3][4]。中学1年夏に大阪府へ引っ越し[5]、大阪市立東生野中学校では硬式野球の『ナガセボーイズ』でプレーした[6]。
大阪商業大学高校では1年春からベンチ入りし、2年秋から背番号1[7]。3年春は大阪大会で優勝したが[8]、3年夏は大阪大会3回戦で大商大堺に敗れた[9]。
大阪商業大学に進学すると、1年秋からリーグ戦に登板し[7]、2年春は4勝を挙げて平古場賞(新人賞)を獲得[6]。3年夏にはハーレムベースボールウィークの日本代表に選出され、守護神として活躍した[6]。3年春、オリックス二軍との練習試合で継投による完全試合を達成する[注 1]。3年秋、4年春と2季連続で最優秀防御率に輝き[注 2]、4年夏の日米大学野球選手権大会では日本の優勝に貢献[7]。9月16日の大阪学院大とのリーグ戦では、リーグ史上12人目となるノーヒットノーランを達成した[7][注 3]。同期に髙太一がいる。
2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから2位指名を受けた[2]。指名後に出場した明治神宮大会では、日本文理大学との初戦に先発するも4回4失点で降板し、チームも敗れた[10]。11月21日に契約金7000万円・年俸1250万円(いずれも金額は推定)で仮契約を結んだ[11]。背番号は11[12]。担当スカウトは後藤光貴[13]。
選手としての特徴
編集持ち球は最速154km/hのストレート[14]、スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップ[2]。緊迫した場面で闘志を前面に出しながらも、相手打者を見ながら冷静に投球できるマウンドさばきが持ち味である[5]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 | 西武 | 17 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .--- | 99 | 23.1 | 17 | 2 | 13 | 0 | 0 | 11 | 1 | 0 | 7 | 7 | 2.70 | 1.29 |
通算:1年 | 17 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .--- | 99 | 23.1 | 17 | 2 | 13 | 0 | 0 | 11 | 1 | 0 | 7 | 7 | 2.70 | 1.29 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2024 | 西武 | 17 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 17 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- 初登板:2024年6月5日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦(明治神宮野球場)、8回裏に4番手で救援登板・完了、1回2失点
- 初奪三振:同上、8回裏にホセ・オスナから見逃し三振
- 初ホールド:2024年8月22日、対オリックス・バファローズ21回戦(ベルーナドーム)、10回表に5番手で救援登板、2回無失点
- 初先発登板:2024年9月28日、対千葉ロッテマリーンズ24回戦(ベルーナドーム)、4回無失点で勝敗つかず[15]
背番号
編集- 11(2024年 - )
表彰・タイトル
編集- 関西六大学野球リーグ:平古場賞(2021年春季)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “西武 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2024年11月23日閲覧。
- ^ a b c d e 「【ドラフト】大商大コンビは上田大河が西武、高太一が広島の2位指名 会場内でそろって胴上げ」スポーツ報知、2023年10月26日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「【阪神】大商大・上田大河ドラフト上位指名へ 湯浅京己を「あっくん」と慕う最速154キロ右腕」日刊スポーツ、2023年10月7日。2023年10月29日閲覧。
- ^ “尾鷲の野球少年3人がプロで再会へ 日本生命・石伊がドラフト指名”. 毎日新聞 (2024年10月24日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ a b 「西武2位上田大河(大商大)が強い決意「プレッシャーに負けない自信はある」」高校野球ドットコム、2023年10月27日。2023年11月21日閲覧。
- ^ a b c 「【ドラフト】西武・2位 上田大河(大商大) ノーノー達成の本格派/プロ野球ドラフト会議」週刊ベースボールONLINE、2023年10月26日。2023年11月21日閲覧。
- ^ a b c d 「今秋ドラフト候補の大商大・上田 ノーノー達成も…あと2人で完全試合逃し「非常に悔しい」」Sponichi Annex、2023年9月17日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「大商大高が初優勝 プロ注目右腕の上田大が負傷降板も辰巳が好救援」Sponichi Annex、2019年5月12日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「大商大高・上田大河惜敗「大学進んでプロを」/大阪」日刊スポーツ、2019年7月20日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「【明治神宮大会】西武2位の大商大・上田大河は4回4失点で敗戦 自身22歳の誕生日で白星飾れず」日刊スポーツ、2023年11月5日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「西武ドラ2上田大河が仮契約 即戦力154キロ右腕「目標は開幕1軍」」Sponichi Annex、2023年11月21日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「【西武】ドラフト2位・上田大河、背番号11「見合った活躍をしないと」過去に岸孝之、今井達也ら…仮契約」『スポーツ報知』2023年11月21日。2024年3月9日閲覧。
- ^ 「【新入団選手スカウトに聞いた!】託された『11』は“大器”の証だ。強気なピッチング、稀有な勝負強さ、どんなピンチにも動じぬ姿勢。なにより、ドラマを起こす力を“持っている”。自分に厳しく、誰よりも強く、マウンドに立つ。」『埼玉西武ライオンズ』2023年12月27日。2024年4月21日閲覧。
- ^ 「大商大がドラフト候補リレーで逃げ切り 上田大河は最速更新154キロをマーク」日刊スポーツ、2023年4月16日。2023年11月21日閲覧。
- ^ 「西武90敗到達 守りに乱れ 増田達至の引退試合を飾れず」西スポWEB OTTO、2024年9月28日。2024年9月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 上田大河 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 11 上田 大河 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 上田大河 (@u.taiga__15) - Instagram