上河内地域路線バス(かみかわちちいきろせんバス)は、栃木県宇都宮市が運行している代替バス梵天の湯、上河内地域自治センター(旧・上河内町役場)を拠点に同市上河内地区内やJR氏家駅済生会宇都宮病院を結んでいる。

概要

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関東自動車1992年5月に廃止した2つのバス路線「白沢経由中里原車庫線(戸祭・宝木団地 - JR宇都宮駅 - 河内町役場 - 白沢 - 下ヶ橋 - 下小倉 - 中里原車庫)」のうち、河内町役場 - 中里原間と、「宮山田線(駒生 - JR宇都宮駅 - 中里原十文字 - 関白 - 宮山田)」のうち、中里原 - 宮山田間を旧上河内村(当時/1994年に町制施行)が継承する形で運行開始した。その後、回送車両を利用して運行本数を増やすなど効率化を図る一方、町内でバス路線の無い地域に循環系の新路線を設定。町民の利便性を考慮し鬼怒川を渡りJR氏家駅へ乗り入れる路線も新設した。なお、路線の一部が通る旧河内町も運営費を負担していた。

2007年3月、上河内町は宇都宮市に編入合併。同バス事業は同市に引き継がれ、上河内代替バスとなる。上河内地域自治センター内の地域づくり課が担当している。

2013年10月、デマンド型の地域内交通「かみかわち愛のりユッピー号」の運行開始[1]に伴い従来の代替バスに付けられていたユッピー号の愛称をデマンド交通に譲る形で廃止、上河内地域路線バスとなる。路線再編を実施。河内線・循環北コース・循環南コースを廃止、宮山田循環線を西小コースに変更、済生会病院線と東小コース・東芦沼方面を新設。[2]

2014年4月、消費税率変更に伴い、一部運賃改定を実施。

運行内容

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車両(日野・リエッセ)

運賃

  • 氏家線・東小コース・西小コース
    • 大人 - 310円
    • 高校生以下、障がい者、70歳以上 - 100円(要身分証明書)
    • 幼児 - 同伴者がいる場合無料
    • 専用回数券(200円、100円)が発売されている他、定期券の発売も行なわれている。上河内村・町営バス時代に発売されていた回数券も、利用可能である。
  • 済生会病院線
    • 距離制(例:自治センター玄関前 - 済生会病院間は650円)
    • 小学生と障がい者手帳所持者は大人運賃の半額
    • 済生会病院線専用定期券の発売も行なわれているが、回数券の取り扱いはない。

運休日

  • 日曜日、祝日、年末年始(12月28日 - 1月4日)は運休。東小コース・西小コースは他に休校日も運休。

受託運行

現行路線

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2014年4月1日現在

  • 氏家線:西小学校前 - 自治センター玄関前 - 地域交流館(梵天の湯) - 上田入口 - 氏家街道口 - 冨野岡 - JR氏家駅西口
  • 済生会病院線:自治センター玄関前 - 中里原十文字 - 東金田 - 田原コミュニティプラザ - 済生会病院
  • 西小コース
    • 山田 → 謡辻 → 逆木 → 山田 → 関白 → 西小学校前[3]
    • 西小学校前 → 関白 → 山田 → 謡辻 → 逆木 → 山田[4]
  • 東小コース
    • ふれあい西芦沼館 → 上河原 → 東小学校[3]
    • 東小学校 → ふれあい西芦沼館 → 上河原[4]
    • 板橋 → 逆木 → 上小倉中組 → 東小学校[3]
    • 東小学校 → 板橋 → 逆木 → 上小倉中組[4]
    • 東芦沼神社前 → 煙草屋前 → 東小学校[3]
    • 東小学校 → 東芦沼神社前 → 煙草屋前[4]

廃止路線

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2013年10月1日付

  • 宮山田循環線:地域交流館(梵天の湯)→松風台→山田→謡辻→逆木→山田→松風台→地域交流館
  • 河内線:地域交流館 - 上田入口 - 氏家街道口 - 煙草屋前 - 下ヶ橋 - 白沢車庫前 - 河内地域自治センター
  • 循環北コース:地域交流館→西ノ内→上小倉中組→逆木→今里→地域交流館
  • 循環南コース:地域交流館→冬室上→高松公民館前→西芦沼台→地域交流館
    地区内循環の上記2コースは、月曜日・水曜日・金曜日と火曜日・木曜日・土曜日で運行時刻が異なっていた。

脚注

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  1. ^ かみかわち愛のりユッピー号
  2. ^ 宇都宮市HP「上河内地域における公共交通の再構築について」(PDFファイル)
  3. ^ a b c d 登校時運行
  4. ^ a b c d 下校時運行

参考文献

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「関東自動車系統一覧・1994年11月16日現在」 伊東浩司 1995年(完売)

関連項目

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外部リンク

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