上江洲均
日本の民俗学者
上江洲 均(うえず ひとし、1937年10月16日 - 2017年12月17日[1])は、日本の民俗学者。名桜大学名誉教授。
来歴・人物
編集沖縄県島尻郡久米島町生まれ。1961年琉球大学国文科卒業後、公立学校教諭を経て、1967年に琉球政府立博物館に学芸員として勤務した。1987年に沖縄県立博物館副館長を、1995年から2003年まで名桜大学国際学部教授を務めたほか[2]、久米島博物館館長、沖縄民俗学会会長や『新沖縄県史』編集委員会会長などに就いた[1]。
徹底的なフィールドワークを通じて沖縄・奄美地域の民具を研究した同分野の第一人者であり、沖縄民俗研究の組織化にも携わったことで知られる[1]。
受賞
編集著書
編集- 『沖縄の民具』慶友社 考古民俗叢書 1973
- 『沖縄の暮らしと民具』慶友社 考古民俗叢書 1982
- 『伊平屋島民俗散歩』ひるぎ社 おきなわ文庫 1986
- 『沖縄のくらしと文化』大塚勝久写真 ポプラ社 沖縄の自然と文化シリーズ 1986
- 『南島の民俗文化 生活・祭り・技術の風景』ひるぎ社 おきなわ文庫 1987
- 『ふるさと沖縄の民具』徳元葉子写真 沖縄文化社 1995
- 『沖縄民俗誌』榕樹書林 琉球弧叢書
- 沖縄の民具と生活 2005
- 久米島の民俗文化、2007
- 沖縄の祭りと年中行事、2008
共著編
編集翻訳
編集- 尹紹亭『雲南農耕文化の起源 少数民族農耕具の研究』李湲訳(監訳)第一書房 1999
論文
編集脚注
編集- ^ a b c d “上江洲均氏が死去 沖縄の民具研究の第一人者 80歳”. 琉球新報. (2017年12月17日) 2017年12月23日閲覧。
- ^ a b “上江洲均名誉教授が東恩納寛惇賞を受賞”. 名桜大学. 2017年12月23日閲覧。