上山良子(うえやま りょうこ)は、日本のランドスケープアーキテクトランドスケープコンサルタント・上山良子ランドスケープデザイン研究所主宰。長岡造形大学名誉教授長崎県アーバンデザイン会議アドバイザー。

経歴

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先祖は織田家の御殿医で、祖父良吉は慶應義塾福澤諭吉に学んで通信省を経て王子製紙を含む多くの会社の経営の参画。父も銀行マンで実業家、母は芸術系で絵を描き染め物から革細工、刺繍まですべてを手がけた趣味人という家庭に育つ。 上智大学外国語学部英語学科卒業後、スカンジナビア航空を経て1968年に、日本万国博覧会電気通信館の設計に参加。

おもなプロジェクトは、1986 100 HILLS 企画,基本設計、 1987 芝浦シーバンスLD(建築業協会賞(BCS賞)、 1987 日立科学館屋上庭園基本/実施設計,監理、 1988 Yes'89横浜博覧会 SK駅舎、バス停他、 1988 日本ビソー長崎本社LD (環境緑化会長賞)、 1988 玉川高島屋ショッビングセンター20周年記念改装、 1990 JR 東日本T地区開発計画-LD 基本構想、(仮称)平塚湘南カルチャーパーク基本構想、 1994 ホテルアクシオングアム 1995 核融合科学研究所施設、東京都臨海道路換気所立坑基本計画 基本設計、 1996 関川村大石東保彫刻公園彫刻 幕張新都心住宅H-1: 幕張ベイタウングランパティオス公園東の街、 1997 芝三丁目東地区再開発事業基本計画デザインガイドライン、 2004 MOMOA美術館 2005 プラザノース(PF) 他。

委員歴は、1993に美しいまちなみ懇談会。1995に建築審議会委員。 1996に新首相官邸基本設計に関する有識者会議。2002に「日本におけるイタリア2001年」記念広場国際デザインアイデアコンべ審査員 2002から第20回よりすまい,まちづくり設計協議会審査委員。 2005から東京国際空港国際線地区ターミナル整備、運営事業事業者選定委員会。2006から千代田区景観まちづくり審議会委員。2007から横浜駅周辺大改造計画計画作り委員会委員、など多数。

主な著書

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  • SD 4月号特集『庭園』ハルプリンの近作 (庭園--虚構仕掛のワンダーランド<特集>) -- (アメリカのランドスケープ・デザインの展開)アメリカに於けるランドスケープデザインの展開」鹿島出版会、1984年)
  • 駅の新しい機能-広場化・情報化 (上・下巻、監修・著、地域科学研究会、1988年)
  • 街を内包する駅・空港(共著、地域科学研究会、1992年)
  • まちと私――ECOPOLIS/EGOPOLIS(「新都市」 44(12),1990年12月号)
  • 内発型活性化の実践(共著、地域科学研究会、1994年)
  • 鉄道高架とまちづくり(下)(共著、地域科学研究会、1994年)
  • 環境づくりと公共建築 (特集 公共建築と環境)「建設月報」 49(3),1996年3月号)
  • 環境をデザインする(共著、環境デザイン研究会、朝倉書店(1997年)
  • ミレニアムへの扉――「土地の記憶」と「バイオミミクリー」 (特集 ミレニアムを考える)(「地域開発」 (419), 1999年8月号)
  • 飯田の風土に根ざしたサスティナブルシティの条件 (第4回環境共生まちづくり塾(長野県飯田市2000年11月17日開催))「環境共生」 6, 2001年7月)
  • ランドスケープアーキテクトの視点(「運輸と経済」 63(1),2003年1月号)

参考文献

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  • LANDSCAPE DESIGN―場を創る 美術出版社 2007
  • 大地の声に耳を傾ける上山良子『LANDSCAPE DESIGN -場を創る』(上野裕治、長岡造形大学研究紀要 5, 2008年3月)
  • シンポジウム 女子学生と上智大学 (特集・花の女子学生五十年,ソフィア 55(4),2006年)