三重大学教育学部附属中学校
三重大学教育学部附属中学校(みえだいがくきょういくがくぶふぞくちゅうがっこう)は、三重県津市にある国立の中学校。附属小学校・幼稚園・特別支援学校が隣接。附属中学校への入学に際しては試験があり、卒業後は三重県立津高等学校などに進学する生徒が多くいる。
三重大学教育学部附属中学校 | |
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北緯34度43分41秒 東経136度30分05秒 / 北緯34.727917度 東経136.501389度座標: 北緯34度43分41秒 東経136度30分05秒 / 北緯34.727917度 東経136.501389度 | |
過去の名称 |
三重県師範学校附属小学校高等科 三重師範学校附属国民学校高等科 三重師範学校男子部附属中学校 三重大学三重師範学校津附属中学校 |
国公私立の別 | 国立学校 |
設置者 | 国立大学法人三重大学 |
併合学校 |
三重青年師範学校附属中学校→ 三重大学教育学部附属松阪中学校 三重師範学校女子部附属中学校→ 三重大学教育学部附属亀山中学校 |
設立年月日 | 1947年 |
開学記念日 | 5月31日 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | C124110000011 |
所在地 | 〒514-0062 |
三重県津市観音寺町471番地 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
沿革
編集- 1947年4月1日:三重青年師範学校附属中学校、松阪市花岡町に創設
- 1947年4月10日:三重師範学校女子部附属中学校、亀山市本町に創設
- 1947年4月22日:三重師範学校男子部附属中学校、津市丸之内に創設
- 1949年6月1日:三重大学三重師範学校津附属中学校・亀山中学校と改称
- 1949年6月30日:三重大学三重青年師範学校附属中学校と改称
- 1951年10月12日:附属津中学校改築校舎(上浜町)に移転
- 1953年3月31日:附属松阪中学校閉校
- 1953年4月1日:附属津中学校、附属松阪中学校統合
- 1963年3月22日:附属亀山中学校閉校
- 1963年4月1日:三重大学学芸学部附属中学校創設(上浜町)
- 1966年4月1日:三重大学教育学部附属中学校と改称、津市観音寺471番地の新校舎に移転
- 1968年5月1日:プール落成
- 2004年4月1日:国立大学法人三重大学教育学部附属中学校に改称
- 2006年8月:耐震工事完了
- 2009年:附属小学校、中学校共に大規模な耐震・改修工事
- 2022年:プール解体、跡地に駐車場建設
特徴
編集国立学校のため三重県各地から生徒が通学する。制服着用校であり、その色はグレーである。制服の冬服についてだが、男子はグレーのブレザーに白のカッターシャツ、黒いズボン。女子は全身グレーの変形型セーラー服である。しかし、2023年度より制服がリニューアルされ、男子の制服がユニセックスタイプとなり、さまざまな細かい点で改良された。女子の制服では、スカートのひだの細かさが変わるなど細部のマイナーチェンジが行われた。また、原則、男子はズボン、女子はスカートと定められていたものが、完全に自由に選択できるようになった。また、在校生であっても、2023年度より制服を選択できるようになった。
学校給食があり、水曜日以外は給食が出る(水曜日は弁当持参)。長期休みの前後などでは、パン販売も実施される。ただし、令和六年度より水曜日も含め全ての日で給食が出るようになる。
部活動
編集市内の公立校と比較しても目立った戦績はないが、音楽部はNHK全国学校音楽コンクールにて全国大会に出場、全日本合唱コンクールでは上位入賞するなど、かつては全国トップレベルであった。
2021年に発覚した、残業代未払い問題によって、部活動の時間短縮や、外部コーチの採用などが行われた。 クラブとしてはサッカー、野球、陸上、バスケットボール(男女)、バレーボール(女子のみ)、卓球、ソフトテニス、音楽、美術、技術(ロボコン部門とプログラミング部門に分かれる)が存在する。
校歌
編集1.わか草 萌えて 見はるかす
津の海 碧く 澄むところ
仰ぐ いらかの 棟ちかく
み空に 映ゆる 経ケ峯
高きを のぞみ 磨かなん
ああ* 附中 はえある 三年
日々に かがやく われらの知性
2.学びの庭を 彩りて
夢おおらかな 志登茂川
朝な夕なの 風霜に
眉うるわしく 集う子が
希望をたたえいそしまん
ああ* 附中 はえある 三年
いよよかがやく われらの命
3.人材雲と 湧き出ずる
たがいに 汲みし この泉
星はめぐれど この窓の
教えを とわに 身につけて
伸びゆく友に ひかりあれ
ああ* 附中 はえある 三年
とわに かがやく われらの力
校歌は3番まであり、それぞれ、*より二部合唱となる。2年生の女子の半分と、3年生の女子が、「ラララ〜…」と歌う。しかし、近年では二部合唱とならない場合もある。 また、2番に関しては、ほとんど歌われず、1番と3番のみが歌われる。少なくとも平成7年度以降は一切歌われていない。そのため、生徒の間では「幻の2番」とも呼ばれる。ホームページにも「学校要覧」には載っているものの、「校歌」には載っていない。
卒業生
編集- 児玉崇(MIRACLE LINUX社長)
- ドン小西
- 野呂昭彦(前三重県知事)
- 藤神敬也(歌手・作曲・編曲家)
- 井村正勝(前井村屋社長)
- 竹村俊彦[1](九州大学応用力学研究所教授)- 日本学士院学術奨励賞・日本学術振興会賞受賞、西日本文化賞奨励賞受賞、Highly Cited Researcher(高被引用論文著者)
所在地
編集- 三重県津市観音寺町471