三菱・トレディア
三菱自動車工業のセダン型乗用車
トレディア(Tredia )は、三菱自動車工業が製造・販売していたセダン形乗用車である。 車名を日本語に直訳すると「三菱」であった。
三菱・トレディア | |
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![]() 1.6 GLS(国外仕様) | |
概要 | |
製造国 |
![]() |
販売期間 | 1982年2月 - 1990年 |
デザイン | 中川多喜夫 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 |
前輪駆動 パートタイム4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
4G12 1,410cc 直列4気筒 4G32 1,597cc 直列4気筒 4G32T 1,597cc 直列4気筒ターボ 4G37 1,755cc 直列4気筒 4G62 1,795cc 直列4気筒 4G62T 1,795cc 直列4気筒ターボ 4G63 1,997cc 直列4気筒 |
変速機 |
5速MT 8速スーパーシフトMT 3速AT |
前 |
前:マクファーソンストラット式独立懸架 後:トレーリングアーム式独立懸架 |
後 |
前:マクファーソンストラット式独立懸架 後:トレーリングアーム式独立懸架 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,445 mm |
全長 |
4,280 mm 4,380 mm(米国) |
全幅 | 1,660 mm |
全高 | 1,310-1,370 mm |
車両重量 | 950-1,086 kg |
その他 | |
姉妹車 | 三菱・コルディア |
生産台数 | 14万4120台[1] |
系譜 | |
後継 |
三菱・ミラージュセダン(3代目)に統合 三菱・カリスマ(約5年の空白有) |
概要
編集プラットフォームを含め、基本的な部分は同社のミラージュをベースにしており、ミラージュとギャランΣ/エテルナΣとの間を埋める車種として登場した。
また、初代シャリオのベースにもなった。取扱販売店はカープラザ店。
各コンポーネンツを共有する姉妹車として、3ドアファストバッククーペのコルディアがあった。
イメージキャラクターにはアメリカのテニス選手、ヴィンセント・ヴァン・パタンを起用した。
歴史
編集- 1982年2月 - コルディアの4ドアセダンとして発売。
- 1983年7月 - 兄弟車のコルディアと共にターボモデルのエンジンがECI化された1,800ccのG62Bに換装。愛称はエレクトロジェットターボ。ボンネットのエアスクープは消滅。ターボモデルのMTは4M/Tのスーパーシフトから5M/Tに変更[2]。1600スーパーサルーン・エクストラ追加。
- 1984年10月 - マイナーチェンジ[3]。フロントグリル、テールランプ、ステアリングホイールのデザイン、シートや内装を変更。1,800cc/1,600ccをエレクトロ・キャブレターへと変更しパワーアップ。1,800ccにパートタイム4WDモデルを追加。1,400ccを廃止。
- 1985年10月 - 一部変更。1800 4WD・GXを追加。
- 1987年12月 - コルディアと同時に生産終了。以後は在庫のみの対応となる。
- 1988年1月 - 3代目ミラージュセダンに統合される形で国内での販売を終了。
- 1990年 - 国外での販売を終了。トレディアの名称は一代限りで消滅。
- 1995年 - トレディアと同格のセダン型乗用車「カリスマ」が欧州で販売される。
- 1996年10月 - 事実上の後継モデル「カリスマ」が日本でも発売開始。
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前期型(国外仕様)
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前期型(国外仕様) リア
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後期型(国外仕様)
車名の由来
編集脚注
編集関連項目
編集- 三菱・コルディア - 姉妹車
- 三菱・ミラージュセダン
- 三菱・カリスマ - 事実上の後継車。カリスマもカープラザ店で販売されたギャランとランサー/ミラージュの中間車種。
- 三菱・シャリオ - 派生車