三窒化二ウラン(さんちっかにウラン、: diuranium trinitride、U2N3)は、酸化ウラン(IV)炭化ウランに性質が類似しているために原子炉核燃料として使われているセラミック化合物である。窒素ウランを700 °Cで反応させることによって合成する[2]。空気中でウランを燃焼させて作ることもできる。

三窒化二ウラン[1]
識別情報
CAS登録番号 12033-83-9
特性
化学式 U2N3
モル質量 518.078 g/mol
外観 結晶性固体
密度 11300 kg m-3, 固体
融点

900 ℃(UN に分解)

沸点

分解

への溶解度 0.08 g/100 ml (20 °C)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

脚注

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  1. ^ R. B. Matthews, K. M. Chidester, C. W. Hoth, R. E. Mason, R. L. Petty (1988). “Fabrication and testing of uranium nitridenext term fuel for space power reactors”. Journal of Nuclear Materials 151 (3): 345. doi:10.1016/0022-3115(88)90029-3. 
  2. ^ Cotton, Simon (1991) Lanthanides and Actinides. New York: Oxford University Press, p. 126