三田完
三田 完(みた かん、1956年3月18日 - )は、日本の小説家、俳人。
三田 完 | |
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誕生 |
長谷川 敦 1956年3月18日 埼玉県浦和市(現・さいたま市) |
職業 | 小説家、俳人 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 慶應義塾大学文学部卒業 |
代表作 | 『俳風三麗花』 |
主な受賞歴 | オール讀物新人賞(2000年) |
親族 |
長谷川秋子(母) 長谷川零余子(祖父) 長谷川かな女(祖母) |
ウィキポータル 文学 |
略歴
編集- 本名・長谷川敦。埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。慶應義塾志木高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。父はフルート奏者の長谷川博、母は俳人の長谷川秋子。祖父母は長谷川零余子・長谷川かな女であるが、父博は零余子、かな女夫妻の養子である。
- NHKでテレビディレクター、プロデューサーとして勤務、主に歌謡番組を担当。退職後オフィス・トゥー・ワンでテレビ番組、音楽プロデュースに携わり、ニュースステーションの名物コーナーだった「最後の晩餐」などを担当。また、阿久悠のブレーンとして、その作詞、出版活動に関わっていた。
- 2000年、「櫻川イワンの恋」で第80回オール讀物新人賞を受賞。
- 2007年、『俳風三麗花』で第137回直木三十五賞候補。
- TBSラジオ「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の筋書き(脚本)作家のひとりで、小沢の生前最後の番組収録に立ち合った。
作品リスト
編集小説
編集- 絵子(2001年8月、文藝春秋)
- 暗闇坂(2003年6月、文藝春秋)
- 俳風三麗花(2007年4月、文藝春秋)
- 乾杯屋(2008年4月、文藝春秋)
- 当マイクロフォン(2008年6月、角川書店)
- 櫻川イワンの恋(2009年6月、文藝春秋)
- マリちゃん(2009年7月、幻冬舎)
- 草の花(2011年5月、文藝春秋)
- モーニングサービス(2012年1月、新潮社)
- 黄金街(2012年4月、講談社)
- 俳魁(2014年2月、角川書店)
- 鵺(2018年3月、角川書店)
共著
編集- 10分間の官能小説集(2012年6月、講談社文庫)……短編「鼈(スッポン)」所収
エッセイ集
編集- 歌は季につれ(2013年2月、幻戯書房)
評伝
編集- プレイバック 70〜80年代のスター群像を創り上げたスーパー・プロデューサー酒井政利の輝跡(1995年7月、三天書房)
- あしたのこころだ 小沢昭一的風景を巡る(2015年3月、文藝春秋)
- 不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む(2016年7月、文藝春秋)