三沢彰
日本の造園家、造園学者
三沢 彰(みさわ あきら、1942年5月1日 - 1994年11月14日[1])は、日本の造園家・造園学者。道路の沿道環境緑地帯に関する研究など、造園の定量化によって最適構造の決定化を試みた。工学博士。北海道釧路市生まれ。
略歴
編集1965年、千葉大学園芸学部旧造園学科卒業。日本道路公団入社。1972年から1974年、千葉大学園芸学部造園学科専攻生。1975年に千葉大学園芸学部旧環境緑地学科助手。1979年から1980年、文部省内地研究員として、東京工業大学工学部社会工学科に所属。
1981年、科学的かつ実証的な『沿道空間における環境緑地帯の構造に関する基礎的研究』で東京工業大学より学位授与。この研究により1982年、日本造園学会賞受賞。 1984年、千葉大学助教授。1986年から1988年、日本工業大学工学部建築学科非常勤講師併任。1988年、千葉大学大学院自然科学研究科環境科学専攻助教授就任。1989年、から1993年まで、日本造園学会理事。1992年、文部省在外研究員、リンカーン大学農学部造園学科およびメルボルン大学環境計画学部に赴任。1993年、千葉大学園芸学部緑地・環境学科教授就任。日本造園学会幹事。1994年、千葉大学大学院教授に就任するが、同年11月14日に肝臓癌のため死去した[1]。
参考文献
編集- 日本緑化工学会誌 1993年8月号
- 千葉大学環境科学研究報告 8, 1983年3月
著書
編集- 『自動車道路のランドスケープ計画-環境と景観の立場からみた道路づくり-』三沢彰・松崎喬・宮下修一編集 ソフトサイエンス社 1994
- 『道路の緑の機能-環境緑地帯の構造と効果』ソフトサイエンス社 1995
- 『最先端の緑化技術』(共著) ソフトサイエンス社 , 1989
(翻訳)