三森バイパス
三森バイパス(さんもりバイパス)は、福島県郡山市を通る福島県道6号郡山湖南線のバイパス道路である。
概要
編集- 起点 : 郡山市逢瀬町多田野
- 終点 : 郡山市湖南町南町舘
- 規格 : 第3種第3級
- 全長 : 6,622 m
- 幅員…8.0 m(車道部6.0 m)
- 最小半径 : 120 m
- 最急勾配 : 5.2%(高低差...63 m)
郡山市中心部と郡山市湖南町との間にある三森峠を貫くバイパスであり、幅員狭小、急勾配、急カーブの続いていた県道の改良の為に事業化された。起点部から第1 - 第4工区に分けられ、1983年度より主要構造物となる三森トンネルを含む第2工区がまず事業化され、1993年に開通し、以後第3工区、第1工区第1期施工区間、第4工区が順次供用が開始され、2021年には最後の区間となる第1工区第2期施工区間が開通した。
沿革
編集- 1983年度 - 第2工区事業化
- 1993年11月25日 - 三森大橋、三森トンネルを含む第2工区(全長2,700 m)が開通[1]
- 1998年度 - 第3工区事業化
- 2000年度 - 第1工区のうち起点側の第1期施工区間が緊急地方道整備事業として事業化
- 2004年度 - 第3工区(全長710 m)開通
- 2004年12月3日 - 多田野トンネルを含む第1工区第1期施工区間(全長850 m)が開通[1]
- 2005年度 - 第4工区事業化
- 2006年度 - 第1工区第2期施工区間事業化
- 2013年6月21日 - 神代橋、神代下橋を含む第4工区の一部区間(全長300 m)が開通[2]
- 2015年8月 - 第4工区全線開通
- 2021年11月28日 - 第1工区第2期施工区間が開通[3]。
道路施設
編集- 全長:397.0 m
- 幅員:6.0(7.0) m
- 有効高:4.7 m
- 工法:NATM工法(上下半交互並進ショートベンチ工法・補助ベンチ付き全断面工法・発破掘削方式)
- 施工:佐藤・昭和特定建設工事共同企業体
- 全長:149.0 m
- 幅員:6.0(7.0) m
- 有効高:4.7 m
- 工法:NATM工法(上半先進ショートベンチカット(上下半同時並進)工法・機械掘削方式)
- 施工:昭和建設工業
- 全長:174.0 m
- 形式:3径間PC連続ラーメン箱桁橋
- 逢瀬町多田野にて一級水系阿武隈川水系逢瀬川支流多田野川を渡る。
- 多田野大橋(多田野川 逢瀬町多田野)
- 多田野トンネル
- 三森大橋(多田野川 逢瀬町多田野)
- 全長:187.0 m
- 主径間:60.0 m
- 幅員:6.0(8.0) m
- 形式:3径間鋼連続非合成鈑桁橋+鋼単純費合成鈑桁橋
- 竣工:1992年
- 施工:IHIインフラシステム・日本橋梁[9]
- 湖南町中野字砂ケ淵から湖南町舘字入辰目に跨り、一級水系阿賀野川水系舟津川支流中川を再び渡る。総工費は5100万円[6]。
脚注
編集- ^ a b 福島県の土木行政のあゆみ - 福島県建設業協会
- ^ 県道郡山湖南線 三森4工区の部分開通について
- ^ “主要地方道 郡山湖南線三森I工区を供用開始します。” (PDF). 福島県 (2021年11月17日). 2021年11月28日閲覧。
- ^ a b c d e “郡山湖南線三森工区進捗状況” (PDF). 福島県. 2021年11月28日閲覧。
- ^ a b c d e “郡山湖南線 三森Ⅰ工区の道路改良工事について” (PDF). 福島県. 2021年11月28日閲覧。
- ^ a b 福島県の橋梁 平成25年度版 (PDF) - 福島県土木部
- ^ a b 福島県のトンネル 県中建設事務所 - 福島県土木部
- ^ 橋梁年鑑 多田野大橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ 橋梁年鑑 三森大橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ 福島県の橋梁 平成10年度版 - 福島県土木部
- ^ 福島県の橋梁 平成23年度版 (PDF) - 福島県土木部