三室山 (斑鳩町)
奈良県斑鳩町にある山
三室山(みむろやま)とは、奈良県生駒郡斑鳩町神南4丁目にある標高82メートルの小さな山である。
三室山 | |
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三室山(奥)と竜田川(手前)2009年4月撮影 | |
標高 | 82 m |
所在地 |
日本 奈良県生駒郡斑鳩町神南4丁目 |
位置 | 北緯34度36分02秒 東経135度42分55秒 / 北緯34.60056度 東経135.71528度座標: 北緯34度36分02秒 東経135度42分55秒 / 北緯34.60056度 東経135.71528度 |
三室山の位置 | |
プロジェクト 山 |
古歌に詠まれた地であるが、明治期まで正式には三室山と呼ばれず、1957年(昭和32年)頃に斑鳩町が公園化して桜の名所として知られるようになった[1]。
概要
編集平安時代には多くの和歌に詠まれ、百人一首にある能因法師の「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり」の歌でも知られる[1]。
三室山は別名を神南備山とも、三諸山とも言い、地名である神南の由来となっている。聖徳太子が斑鳩宮を造営するにあたり、飛鳥の産土神をこの地に勧請されたのが由来となっており、その神々は現在神岳神社に祀られている。
頂上には高さ1.9mの五輪塔があり、能因法師の供養塔と伝えられている。もとは神南の集落にあったとされるが、三室山が公園として整備された際に山頂に移された。
山の大半を含む周辺はすぐ近くを流れる竜田川の沿岸と共に「県立竜田公園」となっており、ソメイヨシノやモミジの名所となっている。
周辺
編集- 神岳神社 (山の中腹にある)
- 竜田川
- いかるがパークウェイ (国道25号バイパス、山のすぐ北で事業中)
- イオンいかるが店