三宅 恒方(みやけ つねかた、1880年5月21日 - 1921年2月2日)は、日本の昆虫学者、理学博士

人物

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石川県金沢市生まれ。三宅雪嶺の甥。1898年東京府立一中卒、1905年東京帝国大学理科大学動物学科卒、続いて大学院に学び、1907年農科大学助手、1916年農商務省農事試験場昆虫部主任、農科大学実科講師、1919年農学部講師。腸チフスのため享年42で没した。昆虫学を専攻し、寺田寅彦の友人で、妻は夏目漱石に師事した作家の三宅やす子。絵を中川八郎に学んだほか、随筆家としても知られた。娘は作家の三宅艶子

1906年、三宅常方は「台湾の蝶の図説」を『昆虫学雑誌』に発表し、台湾の118種の蝶を紹介しました。[1]

著書

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  • 初学昆虫採集法 東洋社 1901
  • 昆虫学汎論 裳華房 1917-1918
  • 第六感を交へて 実業之日本社 1921
  • 昆虫学研究要義 岩波書店 1922
  • 天使の翅 昆虫講話 実業之日本社 1922
  • 旅と私 実業之日本社 1922
  • 新坂町から 実業之日本社 1922
  • 学者ひざくりげ 富士書房・春陽堂 1929
翻訳
  1. ^ 朱耀沂 (2014). “臺灣昆蟲的採集與標本之收藏”. 臺灣學通訊 83: 16-17. https://www.ntl.edu.tw/public/Attachment/491611541087.pdf.