三好大倫
三好 大倫(みよし ひろのり、1997年9月28日 - )は、香川県大川郡白鳥町(現:東かがわ市)出身[1]のプロ野球選手(外野手)。左投左打。
2022年8月17日 マツダスタジアム | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 香川県大川郡白鳥町(現:東かがわ市) |
生年月日 | 1997年9月28日(27歳) |
身長 体重 |
179 cm 83 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2020年 ドラフト6位 |
初出場 | 2022年3月30日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集東かがわ市立白鳥小学校2年時に「白鳥ジュニアファイターズ」で野球を始め、東かがわ市立白鳥中学校時代までは軟式野球をプレーする[3]。
香川県立三本松高等学校へ進学すると、投げては最速144km/h、打っては高校通算26本塁打を記録し、二刀流の投手としてプロから注目される[4]。しかし、甲子園出場は無かった[3]。
高校卒業後はJFEスチールに入社し、同社の社会人野球チームであるJFE西日本でプレーをする。入社3年目まで投手としてプレーし、4年目からは外野手に転向した[5]。当時のチームメイトに河野竜生、吉川雄大、小林寛がいる。
2020年のプロ野球ドラフト会議では、入社5年目にして中日ドラゴンズから6位指名を受け、11月20日に契約金3500万円、年俸840万円で仮契約を結んだ[6]。背番号は30[7]。担当スカウトは野本圭[5]。
中日時代
編集2021年の春季キャンプでは、ルーキーの中で唯一、一軍キャンプメンバーに抜擢された[8]。7月15日に開催されたフレッシュオールスターに選出された[9]。一軍出場は無かった。
2022年は開幕は二軍で迎えたが、3月29日に初めて一軍に昇格し[10]、翌日の試合途中に守備で初出場を果たした。6月19日の対読売ジャイアンツ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、「2番・右翼手」でプロ初の先発出場を果たし、6回裏にはマット・シューメーカーからプロ初安打となる右翼フェンス直撃の二塁打を放った[11]。8月20日の対東京ヤクルトスワローズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、原樹理から右翼席へソロ本塁打を放ち、プロ初打点及び初本塁打を記録した[12]。シーズン終了まで外野の守備固めや代走の起用を中心に6盗塁を記録し、打撃でも打率.218を記録した。11月22日に160万円増の推定年俸900万円で契約を更改した[13]。
2023年は前半に二軍で59試合に出場して打率.263、14打点、9盗塁の結果を残し、7月29日に同年一軍初昇格を果たした[14]。一軍では主に代走や守備固めを中心として出場し、打率.154、3盗塁の成績だった。出場30試合中代走での出場は16試合であった[15]。オフの11月23日に40万円減の年俸860万円で契約更改した(金額は推定)[16]。
2024年は前年に中堅を守っていた岡林勇希の怪我もあり「1番・中堅手」としてプロ入り後初の開幕一軍、開幕スタメンを勝ち取った。開幕直後は1番バッターとしてチームの一時首位浮上に貢献したが徐々に打撃の状態を落として5月24日に一軍登録を抹消された[17]。そのまま一軍に再昇格されることなくシーズンを終え打率.220、0本、4打点、0盗塁という成績に終わった。10月29日、戦力外通告を受けた[18]。
選手としての特徴
編集人物
編集詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2022 | 中日 | 45 | 61 | 55 | 7 | 12 | 2 | 1 | 1 | 19 | 2 | 6 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 16 | 0 | .218 | .246 | .345 | .591 |
2023 | 30 | 17 | 13 | 6 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 4 | 0 | .154 | .313 | .231 | .543 | |
2024 | 37 | 90 | 82 | 6 | 18 | 2 | 1 | 0 | 22 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 5 | 0 | 1 | 22 | 2 | .220 | .270 | .268 | .538 | |
通算:3年 | 112 | 168 | 150 | 19 | 32 | 5 | 2 | 1 | 44 | 6 | 9 | 2 | 6 | 1 | 8 | 0 | 3 | 42 | 2 | .213 | .265 | .293 | .559 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | 中日 | 25 | 28 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2023 | 9 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 34 | 33 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
編集- 初出場:2022年3月30日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、7回表に岡林勇希に代わり右翼手で出場
- 初先発出場:2022年6月19日、対読売ジャイアンツ12回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、「2番・右翼手」で先発出場[21]
- 初打席:同上、1回裏にマット・シューメーカーから中飛
- 初安打:同上、6回裏にマット・シューメーカーから右越二塁打[22]
- 初盗塁:2022年8月14日、対阪神タイガース20回戦(京セラドーム大阪)、9回表に本盗(投手:岩崎優、捕手:梅野隆太郎)※一塁走者・土田龍空と重盗
- 初本塁打・初打点:2022年8月20日、対東京ヤクルトスワローズ17回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3回裏に原樹理から右越ソロ
背番号
編集- 30(2021年 - 2024年)
登場曲
編集脚注
編集- ^ 「三好、走攻守そろう プロ野球ドラフト」『四国新聞』2020年10月27日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「中日6位・三好大倫(JFE西日本・外野手) 野球人生の危機を脱したコンバート」『週刊ベースボールONLINE』2020年12月8日。2020年12月20日閲覧。
- ^ a b c 「「落合さんの著書に学びました」中日6位指名のJFE西日本・三好大倫外野手、趣味は読書「新人王取りたい」」『中日スポーツ』2020年10月27日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「三本松・三好 香川にもいた“二刀流”」『デイリースポーツ』2015年7月2日。2020年12月14日閲覧。
- ^ a b c 「中日6位・三好大倫に野本スカウトも太鼓判「クリーンアップの後も打てる」野手転向2年目の即戦力候補」『中日スポーツ』2020年11月9日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「中日ドラフト6位三好大倫 契約金3500万円、年俸840万円 走攻守そろった即戦力候補「新人王」が目標」『中日スポーツ』2020年11月20日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「中日が新入団9選手の背番号を発表、1位の高橋宏は『19』、2位の森は『28』、3位の土田は『45』」『中日スポーツ』2020年12月11日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「【中日】ドラフト6位・三好が1軍キャンプに大抜擢 与田監督が高評価 福留は2軍スタート」『中日スポーツ』2021年1月14日。2021年2月21日閲覧。
- ^ 「中日6位三好大倫「目立ってなんぼ ホームラン打ちたい!」フレッシュオールスターへ意気込む」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年7月14日。2021年7月14日閲覧。
- ^ 「【中日】プロ初1軍昇格の三好大倫「自分のやれることを、しっかりやりたい」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年3月29日。2022年6月22日閲覧。
- ^ 「【中日】三好大倫プロ初安打「ようやくスタートラインにつけた」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年6月20日。2022年8月20日閲覧。
- ^ 「【中日】三好大倫がプロ初本塁打!ヤクルト・原の変化球とらえ右翼席へ「素直にうれしいです」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年8月20日。2022年8月20日閲覧。
- ^ 「三好大倫、160万円アップ900万円でサイン 来季は「2桁盗塁はしたい」」『中日スポーツ』2022年11月22日。2022年11月23日閲覧。
- ^ 「松山晋也が1軍へ 鵜飼に代わって三好大倫も登録【中日】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2023年7月29日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「【中日】代走男が打撃開眼 オープン戦14安打でトップタイ」『スポーツ報知』報知新聞社、2024年3月16日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「【中日】三好40万円ダウンの860万円でサイン 来季は脚力で活路を「大事なところで盗塁を決められる存在に」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月23日。2024年3月20日閲覧。
- ^ “【中日】ディカーソンが開幕カード以来の1軍へ 5月14打席ノーヒットの三好大倫が抹消(日テレNEWS NNN)”. Yahoo!ニュース. 2024年11月14日閲覧。
- ^ 「中日、三好大倫に戦力外通告 「びっくりしました。悔しい部分はあるが仕方ない」今季開幕戦でスタメン出場も…」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年10月29日。2024年11月12日閲覧。
- ^ 「中日ドラフト6位・三好 即戦力の自覚「一番の持ち味は積極的なスイング」」『中日スポーツ』2020年12月12日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「【中日】ドラ6三好大倫が仮契約 昨年投手から転向したばかりの天才打者 即戦力の期待に「新人王を取れるように」」『スポーツ報知』2020年11月20日。2020年12月14日閲覧。
- ^ 「【中日】三好大倫「2番・右翼」でプロ初スタメン!郡司が「「3番・左翼」巨人に3連勝なるか」『中日スポーツ』2022年6月19日。2022年6月19日閲覧。
- ^ 「【中日】三好大倫のプロ初安打は右翼フェンス直撃の二塁打!初スタメン起用に見事に応える」『中日スポーツ』2022年6月19日。2022年6月19日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 三好大倫 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 三好大倫 (@928hiro.pf) - Instagram
- 選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE