三上岳彦
日本の気候学者
三上 岳彦(みかみ たけひこ、1944年[1][2] -7月3日 )は、日本の気候学者、東京都立大学名誉教授、東京都立大学客員教授[3]。グローバルスケールの気候変動の研究や、古気候復元研究などでも顕著な業績を残したが[4]、一般的にはヒートアイランド現象など都市気候の専門家として知られる[3]。
経歴
編集1969年に東京大学理学部地学科地理学課程を卒業して大学院へ進み、1977年に博士課程を修了した[4][5]。博士論文は「北半球における気候変動の地域差に関する動気候学的研究」で、東京大学から理学博士を取得した[6]。
1978年に東京大学教養学部助手となり、次いで、1980年にお茶の水女子大学文教育学部助教授となった後、1987年に東京都立大学理学部助教授に転じた[4][5]。1991年に教授に昇任し、改組により1997年から東京都立大学大学院理学研究科教授、2005年からは首都大学東京大学院都市環境科学研究科教授・学部長補佐となった[4][5]。
この間、1989年には、イギリスのイースト・アングリア大学気候研究所客員研究員となっている[4]。
2008年に、首都大学東京を定年退職して名誉教授・客員教授となり、帝京大学文学部教授に転じた[4][5]。2015年には帝京大学客員教授に転じ、2019年まで在籍[5]。
受賞
編集おもな著書
編集- 都市型集中豪雨はなぜ起こる? : 台風でも前線でもない大雨の正体、技術評論社(知りたい! サイエンス)、 2008年
脚注
編集- ^ “三上, 岳彦, 1944-”. 国立国会図書館. 2016年10月8日閲覧。
- ^ “東京都立大学教員紹介”. 東京都立大学. 2005年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月8日閲覧。
- ^ a b “執筆者 三上 岳彦”. 日本放送協会. 2016年10月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g “三上 岳彦 先生”. 日本地球惑星科学連合. 2016年10月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g “三上 岳彦”. researchmap/国立研究開発法人科学技術振興機構/国立情報学研究所. 2016年10月7日閲覧。
- ^ “北半球における気候変動の地域差に関する動気候学的研究 三上岳彦”. 国立国会図書館. 2016年10月7日閲覧。