丈部(はせつかべ/はせべ)とは、東国に広く分布する軍事的部民と考えられ、「直」の姓を持つ東国の一族は、丈部を統率する地方の伴造であろうと想定される。
天平勝宝7歳2月16日(755年)、防人として筑紫に派遣される途中で詠んだ歌1首が『万葉集』巻20の4389番におさめられている。
潮船の 舳(へ)越(こ)そ白波 にはしくも 負ふせたまはか 思はへなくに (潮船の 舳先を越す白波のように いきなり お召しになることか 思いがけないのに)[1]
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