万国橋
横浜市の橋
万国橋(ばんこくばし、萬國橋とも表記)は、神奈川県横浜市中区海岸通四・五丁目(北仲通地区)と新港一・二丁目(みなとみらい新港地区)の間の運河に架かるコンクリートアーチ橋。馬車道からつながる万国橋通りが橋上を通過する。現在の橋は1940年(昭和15年)に完成した二代目である。
万国橋 | |
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万国橋(運河パーク側より2014年6月撮影)
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 |
神奈川県横浜市 中区海岸通・新港 |
交差物件 | 大岡川より分岐した運河上 |
建設 | 1940年(昭和15年)竣工 |
座標 | 北緯35度27分07.33秒 東経139度38分20.7秒 / 北緯35.4520361度 東経139.639083度座標: 北緯35度27分07.33秒 東経139度38分20.7秒 / 北緯35.4520361度 東経139.639083度 |
構造諸元 | |
形式 | コンクリート製アーチ橋 |
全長 | 約50m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
1991年(平成3年)には、かながわの橋100選に認定されている[1]。橋から望めるみなとみらい地区の風景は人気があり、テレビドラマの撮影などにも度々使われている(後述参照)。
歴史
編集初代の万国橋は、明治〜大正にかけて行われた新港埠頭(当時は税関埠頭と呼ばれた)の築造に伴い、1904年(明治37年)に架設された。全長36.6メートル・幅15.9メートルのアーチ型鋼橋(トラス橋)で、上部にはランプを吊るす照明灯(櫓のようなモニュメント)が設置されていた[2][3]。同埠頭は第1期埋立が1905年(明治38年)、全体の整備が1914年(大正3年)に完了したが、当時の埠頭と陸地を結ぶ唯一の連絡橋が万国橋であった[4]。
初代万国橋は関東大震災でも橋自体に深刻な被害が及ばずに持ち堪えているが、その後は交通量も増えたことから、1940年(昭和15年)になると拡幅し強度を高めた現在の万国橋(コンクリートアーチ橋)に架け替えられている[2][3][5]。橋の両側にある石積み護岸はこの架け替えの際にもあまり手が加えられておらず、初代万国橋が架橋された当時の面影を今に残している[2]。
現橋の沿革
編集主な撮影ドラマ
編集主な撮影PV
編集座標
編集アクセス
編集脚注
編集- ^ かながわの橋100選:万国橋(神奈川県公式ウェブサイト)
- ^ a b c d 横浜と世界を繋ぐ架け橋だった!? 観光名所「万国橋」の昔の姿、そして名前の由来とは?(はまれぽ.com 2014年12月27日)
- ^ a b 万国橋(週刊 横濱80’s 2014年12月14日)
- ^ 日本波止場に万国橋/(横浜わが街シリーズ 2012年11月2日/移転先:YOKOHAMA xy版)
- ^ 万国橋ビル(近代建築アーカイブクラブ)
関連項目
編集- かながわの橋100選
- 日本のテレビドラマ一覧
- 北仲通地区 - みなとみらい新港地区と当橋により接続された再開発地域。
- 北仲橋 - みなとみらい中央地区(桜木町駅方面)と北仲通地区を接続する橋梁。