万博マスコット
国際博覧会マスコットの一覧
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万博マスコット(ばんぱくマスコット)、(または万国博覧会マスコット、国際博覧会マスコット)は、博覧会国際事務局(BIE)が承認した国際博覧会で使用されたマスコットで、1984年のニューオーリンズ国際河川博覧会の「シーモア・D・フェア(Seymore D. Fair)」が史上初の公式マスコットであり、その後も多様なキャラクターが続いて採用されている。
一覧
国際博覧会のマスコット一覧
開催年 | 博覧会 | マスコット | 特徴・詳細 | デザイナー | 写真 |
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1984 | ニューオーリンズ国際河川博覧会 | シーモア・D・フェア | 7フィート6インチ(約228.6センチメートル)の水色のシルクハットと水色の紳士服[詳細 1]を着た、魔法のような気まぐれな性格のアメリカシロペリカンの男性。国際博覧会史上初の公式マスコットである。また、名前の由来は、英語で「博覧会をもっと見る(See More of the Fair)」が南部アメリカ英語のニューオーリンズ方言が訛って「シーモア・ド・フェア(Seymore D’ Fair)」になった。また、公式愛称は「シーモア(Seymore)」である。テーマである「川の世界、水は命の源」を強調し、子供たちへのアピール手段とみなされた。 | ロバート・ホイットニー[1](レークプラシッドオリンピック、ニューオーリンズ国際河川博覧会のアートディレクター) | |
1985 | 国際科学技術博覧会(つくば) | コスモ星丸 | UFOをモチーフにしてつくられた。現在はつくばエキスポセンターのマスコットとなっている[2]。 | 公募作品に和田誠が仕上げを施した[3]。 | |
1986 | バンクーバー国際交通博覧会 | エキスポアーニー[4] | 宇宙飛行士型ロボット。胴体の正面側にはバンクーバー国際交通博覧会のロゴが描かれており、胴体の背面側にはブリティッシュコロンビア州旗または、カナダ国旗が描かれている。 | ||
1988 | ブリスベン国際レジャー博覧会 | エキスポオズ | イーグルサムのデザイナーであるC・ロバート・ムーアにより制作された、カモノハシである。様々な服装が存在していた[詳細 2]。 | C・ロバート・ムーア[5](ウォルト・ディズニー・カンパニー) | |
1992 | セビリア万国博覧会 | クーロ | 虹の5色の意味は五大陸。虹色の鶏冠と虹色のクチバシの白い鳥で、象のような足がある。また、名前の由来は、アンダルシア方言のフランシスコの愛称である「クーロ(curro)」である。1990年2月16日にクーロはコビーは共に共演した[6]。また、2008年にサラゴサ万博でクーロはフルービーとコビーは共に共演した[6]。また、2017年にセビリア万国博覧会25周年にて限定復活した。 | ハインツ・エデルマン | |
1992 | ジェノヴァ国際船と海の博覧会 | ガット・クリストーフォロ | ネコ。名前の由来は、イタリア語でネコの意味である「ガット(gatto)」とイタリア人探検家のクリストーフォロ・コロンボ(クリストファー・コロンブス)にちなんで名付けられた。 | ||
1993 | 大田国際博覧会(テジョン) | クムドリ | 頭には青い星が付いており、キノコのような外見した、黄色い宇宙人の男の子。本来は腕と手はないが、広報アニメの作中では空中に浮かぶ手が登場した。また、1992年にMBCで放送された(なお日本では放送は未放送)テレビアニメ版クムドリの作中ではクムドリが体を筋肉化に変身する、この時に腕も発達する。現在は大田(テジョン)市のマスコットとなっている。また、正体はアルビレオにある架空の惑星のカムピラコ星のカムピラコ王国の王子[注釈 1][7]である。また、名前の由来は、夢(꿈)と男の子(돌이)。 | キム・ヒョン | |
1998 | リスボン国際博覧会 | ジル | 波をモチーフした水色のマスコット。名前の由来は、ポルトガル人航海士のジル・エアネスにちなんで名付けられた。 | アントニオ・モデスト(ポルトガルの画家)、アルトゥール・モレイラ(ポルトガルの彫刻家) | |
2000 | ハノーヴァー万国博覧会 | トゥイプシー | 見た目は抽象的な見た目、左右非対称であり、頭の後ろには延長部、右腕が大きく、左足がヒールのような足。様々なカラーバリエーション存在する。 | ハビエル・マリスカル | |
2005 | 2005年日本国際博覧会 | モリゾー | アランジアロンゾ | ||
キッコロ | |||||
2008 | サラゴサ国際博覧会 | フルービー | セルジ・ロペス | ||
2010 | 上海国際博覧会 | 海宝(ハイバオ) | 篆書体の人をモチーフした、青い海をイメージした水色のマスコット。 | 巫永堅 | |
2012 | 麗水国際博覧会(ヨス) | ヨニ | プランクトンをモチーフにして、美しい海と無限の資源をイメージした青色のマスコット。また、名前の由来は、開催地である麗水(ヨス)市のヨ。 | ||
スニ | プランクトンをモチーフにした、赤色のマスコット。また、名前の由来は、開催地である麗水(ヨス)市のス。 | ||||
2015 | ミラノ国際博覧会 | フーディ | 11体の野菜や果物[8]が集まったマスコット。 | ウォルト・ディズニー・カンパニー | |
2017 | アスタナ国際博覧会 | ソール | 太陽をイメージして作られた[9]マスコット。女の子。 | ||
クワット | 緑をイメージして作られた[9]マスコット。男の子。 | ||||
モルディア | 水をイメージして作られた[9]マスコット。女の子。 | ||||
2020 | ドバイ国際博覧会 | ラシッド | アラブ首長国連邦の兄妹の兄。環境を愛する、好奇心旺盛な9歳の男の子(人間)である。 | ||
ラティファ | アラブ首長国連邦の兄妹の妹で、挑戦が好きなテクノロジー愛好家。8歳の女の子(人間)である。 | ||||
アリフ | 悪役のMr.スクラップ[解説 1]からドバイ国際博覧会を守っている。モビリティパビリオンのガーディアン。飛行することが可能な、青いロボットである。 | ||||
オプティ | 悪役のMr.スクラップ[解説 1]からドバイ国際博覧会を守っている。オポチュニティパビリオンのガーディアンである。車輪移動する、オレンジ色のロボットである。 | ||||
テラ | 悪役のMr.スクラップ[解説 1]からドバイ国際博覧会を守っている。サステナビリティパビリオンのガーディアンである。飛行することが可能な、 緑色のロボットである。 | ||||
2025 | 2025年日本国際博覧会 | ミャクミャク | 正体不明の生物である。人懐っこいが、おちょこちょいな性格である。赤い部分は「細胞」で、分かれたり増えたりする。青い部分は「清い水」で、流れる様に、自由自在に形を変えることができる。 | 山下浩平 | |
2027 | ベオグラード国際博覧会 | 未定 | |||
2030 | リヤド国際博覧会 | 未定 |
国際園芸博覧会のマスコット一覧
博覧会国際事務局(BIE)、国際園芸家協会(AIPH)が承認した国際園芸博覧会で使用されたマスコットの事である。
開催年 | 博覧会 | マスコット | 特徴・詳細 | デザイナー | 写真 |
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1990 | 国際花と緑の博覧会(大阪) | 花ずきんちゃん | 公募[10] | ||
1999 | 昆明国際園芸博覧会 | 灵灵(リンリン) | キンシコウである。 | ||
2006 | チェンマイ国際園芸博覧会 | ノンクーン | 開催国のタイの国花であるナンバンサイカチである。 | ||
ノンクラップ | バラである。 | ||||
ナリー | 蘭である。 | ||||
ブア | 蓮である。 | ||||
ガンヤオ | ドリアンである。 | ||||
マンクット | マンゴスチンである。 | ||||
チョン | 大根である。 | ||||
ファクブア | 少年の代わりに植物に水をあげている、じょうろである。 | ||||
タトゥン | かかしである。 | ||||
2016 | アンタルヤ国際園芸博覧会 | エース | 金髪の女の子(人間)である。 | ||
エフ | 黒髪の男の子(人間)である。 | ||||
2019 | 北京国際園芸博覧会 | 小萌芽(シャオ・モンヤ) | |||
小萌花(シャオ・モンフア) | |||||
2023 | ドーハ国際園芸博覧会 | ナブジャ | 野心的に粘りが強い女の子(人間)である。 | ||
カナール | ナブジャの冒険好きな弟(人間)である。 | ||||
シドラ | シドラの木である。 | ||||
ラヒク | ミツバチである。 | ||||
2027 | 横浜国際園芸博覧会 | 未定 |
国際博覧会の非公式マスコット一覧
博覧会国際事務局(BIE)が承認した国際博覧会で使用された非公式マスコット(キャラクター)または、承認してない国際博覧会で使用されたマスコットの事である。
開催年 | 博覧会 | マスコット | 特徴・詳細 | デザイナー | 写真 |
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1964 | ニューヨーク万国博覧会 | ピーター | 青い蝶ネクタイをした、赤髪の男の子(人間)。ニューヨーク万国博覧会の公式マスコットであるが、博覧会自体が博覧会国際事務局(BIE)には非公認の博覧会だった。 | ||
ウェンディ | 頭に青いリボンを付けている、ポニーテールの赤髪の女の子(人間)。ニューヨーク万国博覧会の公式マスコットであるが、博覧会自体が博覧会国際事務局(BIE)には非公認の博覧会だった。 | ||||
1975 | 沖縄国際海洋博覧会 | オキちゃん(イルタン) | イルカの男の子。会場で披露されたイルカショーに登場したイルカを擬人化したキャラクターである。 | 平面画のデザイナーは亀倉雄策[11] | |
1982 | ノックスビル国際エネルギー博覧会 | ボブキャット | ノックスビル国際エネルギー博覧会のロゴが描かれたセーターを着た、ネコ。また、公式マスコットではなく公認キャラクターである。また、公式グッズの缶バッジが制作された。 | ||
テネシードッグ | 中折れ帽と赤いベストを着た、イヌ。公式マスコットではなく公認キャラクターである。また、公式グッズの缶バッジが制作された。 | ||||
チャックルズ | 中折れ帽と赤いベストを着た、クマ。公式マスコットではなく公認キャラクターである。また、公式グッズの缶バッジが制作された。 | ||||
ホップスコッチ | 緑色のベストを着た、ウサギ。公式マスコットではなく公認キャラクターである。また、公式グッズの缶バッジが制作された。 | ||||
ルフ | 黄色いプロペラ付き赤い帽子を被った、アライグマの男の子。公式マスコットではなく公認キャラクターである。また、公式グッズの缶バッジが制作された。 | ||||
プフ | 頭には白い花の飾りを付けいる。アライグマの女の子。公式マスコットではなく公認キャラクターである。また、公式グッズの缶バッジが制作された。 |
脚注
解説
詳細
- ^
- 普段着
- ^
- 普段着
- 正装
- 水着
- 水上スキーにおいての服装
注釈
- ^ この公式設定は2007年のクムドリの冒険から始まり。主に設定が大きく反映した作品には、2007年の公式の絵本のクムドリの冒険、2021年のクムドリの冒険の設定を基にテジョン情報文化産業振興院の公認ウェブドラマのクムドリRTが挙げられる。また、作品以外にはクムドリの冒険の設定を基に1993年8月7日から2012年6月1日まであった遊園地のクムドリランドが挙げられる。
出典
- ^ “Robert Whitney Obituary (2015) - New Orleans, LA” (英語). Legacy.com. 2024年4月20日閲覧。
- ^ 加藤裕治 (2022年8月12日). “<突撃イバラキ>つくばエキスポセンター コスモ星丸の人気は本当か…全国の博物館キャラ人気投票の順位は?:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 東京新聞社. 2023年3月30日閲覧。
- ^ “コスモ星丸(つくばエキスポセンター) | ミュージアムキャラクターアワード2019 | アイエム[インターネットミュージアム]”. ミュージアムキャラクターアワード2019. アイエム[インターネットミュージアム]. 2023年3月30日閲覧。
- ^ John Mackie (May 06, 2016). “Expo 86 memorabilia: Beer, visors and blow-up dolls | Vancouver Sun” (英語). Vancouver Sun. 2022年8月20日閲覧。
- ^ “Expo Oz Suit - Head; H22331.4 - Queensland Museum Network” (英語). Queensland Museum. 2023年4月4日閲覧。
- ^ a b Jaime Álvarez Corral (2023年2月16日). “16-02-1990. Las dos mascotas del 92 se conocen en la Isla de la Cartuja | Asociación Legado Expo Sevilla”. Asociación Legado Expo Sevilla. 2023年6月19日閲覧。
- ^ 박민수·양혜지 (Mar 16, 2022). “꿈돌이의 고향 감필라고 행성을 아시나요?|문화저널 맥” (朝鮮語). 문화저널 맥. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “Meet Foody, The Salad-Like Mascot For The Milan 2015 Universal Exhibition - Food Republic”. Food Republic. 2022年8月20日閲覧。
- ^ a b c “SAULE KUAT MOLDIR Trademark - Serial Number 79202557 :: Justia Trademarks” (英語). Justia. 2022年10月23日閲覧。
- ^ “花博から30年…手塚治虫が手がけた「花ずきんちゃん」模型初公開”. 産経ニュース (2020年11月17日). 2022年10月25日閲覧。
- ^ “海洋博不況、バブル崩壊…苦境支えたオキちゃん 「優等生」アイドルに悲しい過去も<私と沖縄>特別編 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト”. 琉球新報デジタル. 琉球新報社 (2022年5月15日). 2023年4月4日閲覧。