七ツ森 (岩手県)
岩手県岩手郡雫石町にある7つの低山
七ツ森(ななツもり)は、岩手県岩手郡雫石町にある7つの連なった低山の総称である。最高峰は生森で、標高は348m。頂上には七ツ森展望台があり、雫石盆地の田園風景と岩手山や駒ヶ岳を眺めることができる[1]。一帯には七ツ森森林公園が整備されている[2]。
構成する山
編集山名 | 標高(m) | 位置 |
---|---|---|
生森 | 348 | 地図 |
石倉森 | 297 | 地図 |
鉢森 | 343 | 地図 |
稗糠森 | 地図 | |
勘十郎森 | 316 | 地図 |
見立森 | 304 | 地図 |
三角森 | 292 | 地図 |
七ツ森が登場する作品
編集宮沢賢治の生前唯一の詩集『春と修羅』の最初(「序」の次)に収録されている「屈折率」の冒頭には、
- 七つ森のこつちのひとつが
- 水の中よりもつと明るく
- そしてたいへん巨きいのに
と、うたわれている[3]。
七ツ森は2005年3月に「イーハトーブの風景地」の一つとして国の名勝指定を受け、賢治の文学作品ゆかりの地とされている[2]。