一村一山
一村一山(いっそんいちやま)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)が上野駅 - 土合駅間を東北本線・高崎線・上越線経由で運行していた臨時快速列車である。この記事では後継列車である谷川もぐら・谷川ループ・谷川岳もぐら・谷川岳ループおよび同区間を走る山の日谷川岳号についても述べる。
一村一山 | |
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183系で運転される「一村一山」 (2008年6月) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 快速列車 |
現況 | 運行終了 |
地域 | 東京都・埼玉県・群馬県 |
運行開始 | 2001年8月25日? |
運行終了 | 2015年9月12日 |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
路線 | |
起点 | 上野駅 |
終点 | 土合駅 |
使用路線 | 東北本線・高崎線・上越線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 | 全車指定席 |
技術 | |
車両 | #使用車両を参照 |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
電化 | 直流1,500 V |
備考 | |
臨時列車扱い |
概要
編集JR東日本が主催するウォーキングイベント「駅からハイキング」にタイアップした列車で、列車名はJR東日本高崎支社による上越線観光のキャッチフレーズ「一村一山上越線」に由来している。低頻度の運転ながら、使用車両である183系電車には専用のイラスト入りヘッドマークが用意されていた。
運行概況
編集「駅からハイキング」の開催日や上越線沿線でのイベント実施日に合わせ、毎年7月と9月に1日ずつ(ただし2004年運転分は7月に4日分、9月に2日分)、1往復設定されていた。
土合駅は構造上折り返すことが不可能なため、土合駅 - 石打駅間を回送運転していた。
停車駅
編集上野駅 - 赤羽駅 - 浦和駅 - 大宮駅 - 上尾駅 - 桶川駅 - 北本駅 - 鴻巣駅 - 熊谷駅 - 深谷駅 - 本庄駅 - 高崎駅 - 新前橋駅 - 渋川駅 - 沼田駅 - 水上駅 - 土合駅
使用車両
編集設定当初はJR東日本新前橋電車区(現:高崎車両センター)所属の165系で運転されていたが、2003年から2012年までは大宮総合車両センターに所属する183系(6両編成)が使用され、2013年から2014年まで新潟車両センターに所属していた485系電車が使用され、2015年は、大宮総合車両センター所属の185系電車200番台が使用された。
沿革
編集この節の加筆が望まれています。 |
- 2001年(平成13年)8月25日 - 運行開始。運行区間は新宿駅 - 越後湯沢駅間で、使用車両は165系であった。
- 2003年(平成15年)7月26日 - 使用車両を183系に変更。
- 2005年(平成17年)7月23日 - 運行区間を上野駅 - 土合駅間に変更。新宿駅・池袋駅は経由しなくなり、浦和駅に停車するようになる。また後閑駅を通過するようになる。
- 2013年(平成25年)7月13日・9月14日 - 使用車両を485系(国鉄特急色編成)に変更。これによりグリーン車指定席が設定される[1]。
- 2015年(平成27年)7月11日・9月12日 - 使用車両を185系6両編成に変更。再びグリーン車の設定がなくなる[2]。
谷川もぐら・谷川ループ・谷川岳もぐら・谷川岳ループ
編集谷川岳もぐら・谷川岳ループ | |
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185系で運転される「谷川岳もぐら」 (2023年9月17日 大宮駅) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 埼玉県・群馬県・新潟県 |
運行開始 | 2014年9月14日 |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
路線 | |
起点 | 大宮駅 |
終点 | 越後湯沢駅 |
使用路線 | 高崎線・上越線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 | 全車指定席 |
技術 | |
車両 |
E257系電車 185系電車 |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
電化 | 直流1,500 V |
備考 | |
臨時列車扱い |
大宮駅 - 越後湯沢駅間を運転する臨時列車。2014年9月14日より運転を開始した[3]。おもに6月から11月に運転する。運転開始時より全車指定席。当初は485系6両編成リゾートやまどり編成による快速列車だったが、2022年10月臨時運転分よりE257系5両編成に置き換わり特急列車化した。2023年6月運転分以降は185系6両編成が運用に入ることになった。
列車名は上りと下りで変えており、土合・越後湯沢駅方面が「谷川もぐら」→「谷川岳もぐら」、上尾・大宮駅方面が「谷川ループ」→「谷川岳ループ」となっている。これは上越線水上駅 - 越後中里駅間で下り列車は地下深いトンネル、上り列車はループ線を行き交うことに由来する。
なお「もぐら」「ループ」を付す列車は水上駅 - 越後湯沢駅間で複数設定があったが[2][4]、2019年までに運転を終了している。
停車駅
編集- 快速列車時代
大宮駅 - 上尾駅 - 桶川駅 - 北本駅 - 鴻巣駅 - 熊谷駅 - 深谷駅 - 本庄駅 - 高崎駅 - 新前橋駅 - 渋川駅 - 沼田駅 - 水上駅 - 湯檜曽駅 - 土合駅 - 越後湯沢駅
- 特急列車化後
大宮駅 - 熊谷駅 - 高崎駅 - 湯檜曽駅 - 土合駅 - 越後湯沢駅
山の日谷川岳号
編集2016年の山の日制定に合わせて8月11日に運転する臨時快速列車[5][6][7][8]。上野駅 - 土合駅間で運転する。185系6両編成で運転だったが2019年に651系4両編成に変更。全車普通車指定席。2019年を最後に運転を取りやめている。
停車駅
編集上野駅 - 赤羽駅 - 浦和駅 - 大宮駅 - 上尾駅 - 桶川駅 - 北本駅 - 鴻巣駅 - 熊谷駅 - 深谷駅 - 本庄駅 - 高崎駅 - 新前橋駅 - 渋川駅 - 沼田駅 - 水上駅 - 土合駅
沿革
編集- 2014年(平成26年)9月14日・21日 - 快速谷川もぐら・谷川ループとして熊谷駅 - 越後湯沢駅間で運転開始。485系6両編成リゾートやまどり編成使用[3]。
- 2015年(平成27年)9月20日・22日 - 快速谷川もぐら・谷川ループとして上尾駅 - 越後湯沢駅間で運転。485系6両編成リゾートやまどり編成使用[2]。上尾駅発着に延長。
- 2016年(平成28年)7月10日・8月26日・28日・9月10日・11日・18日 - 快速谷川もぐら・谷川ループとして上尾駅 - 越後湯沢駅間で運転。485系6両編成リゾートやまどり編成使用[5]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)年
- 2019年(令和元年)
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
脚注
編集- ^ “夏の臨時列車運転のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2013年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月29日閲覧。
- ^ a b c “夏の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2015年5月22日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b “夏の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2014年5月23日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b “春の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2017年1月20日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b “夏の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2016年5月20日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b “夏の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2017年5月19日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b “夏の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2018年5月18日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b “夏の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2019年5月17日). 2023年12月6日閲覧。
- ^ “春の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2018年1月19日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “春の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2019年1月18日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “春の増発列車のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2021年1月22日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “秋の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2021年8月20日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “春の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2022年1月21日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “夏の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2022年5月20日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “秋の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2022年8月19日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “春の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2022年8月19日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “夏の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2023年5月19日). 2023年12月6日閲覧。
- ^ “秋の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2023年8月24日). 2023年12月6日閲覧。