ヷ
わ゙、ヷは、日本語の仮名の一つであり、わ, ワに濁点をつけた文字である。かつてラテン文字の va の翻字として使われた。現在は「ヴァ」を用いる。
平仮名 | |
---|---|
文字 |
わ゙ |
字源 | わに濁点 |
Unicode | U+308FU+3099 |
片仮名 | |
文字 |
ヷ |
字源 | ワに濁点 |
JIS X 0213 | 1-7-82 |
Unicode | U+30F7 |
言語 | |
言語 | ja |
ローマ字 | |
発音 | |
IPA | vä |
種別 | |
音 | 濁音 |
歴史
編集v音を表すのに「ヷ」を用いるのは、福澤諭吉の発案(『福澤全集緒言』の証言による。なお「ヴ」も同様)である[1]。1860年(万延元年)出版の『増訂華英通語』に用例が見える[2]。
使用例
編集ヷに関わる諸事項
編集- 文字コードの MacJapanese には存在していたが JIS X 0208 には含まれていなかった。JIS X 0213 で追加された。
- 平仮名の「わ゙(わ゙)」は使われることはほぼ皆無であり、JIS X 0213やMacJapaneseなどには含まれないが、Unicodeでは合成用濁点 (U+3099) を用いてU+308F U+3099で表すことができる。
脚注
編集- ^ 原文:
- ^ 例文:
- ^ “ワ゛イオリン奏法の研究”. CiNii Books. 2021年2月5日閲覧。