ヴァーヴ・フォアキャスト・レコード
ヴァーヴ・フォアキャスト・レコード(Verve Forecast Records)は、1967年に創設されたアメリカのレコード・レーベル。
ヴァーヴ・フォアキャスト Verve Forecast | |
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親会社 | ユニバーサル・ミュージック・グループ |
設立 | 1967年 |
設立者 | ジェリー・ショーエンバウム |
販売元 | ヴァーヴ |
ジャンル | 様々 |
国 | アメリカ合衆国 |
公式サイト | verveforecast |
ヴァーヴ・レコードのサブ・レーベルとして発足、フォーク・ミュージックを取り扱っていたが、1972年に休止。1990年代にコンテンポラリー・ジャズを取り扱うレーベルとして復活するが、その後また休止する。2004年にヴァーヴ・ミュージック・グループの非ジャズ系(ポップス、R&B)を取り扱うレーベルとして再度復活し、現在に至る。
沿革
編集ヴァーヴ・レコードのジェリー・ショーエンバウム(Jerry Schoenbaum)とフォークウェイズ・レコードのモーゼズ・アッシュ(Moses Asch)が、フォーク・ミュージックの人気を取り入れるべく、1964年にヴァーヴ・フォークウェイズを設立[1]。レーベルの魅力をさらに広げるため、1967年にヴァーヴ・フォアキャストに名称を変更[2]。ショーエンバウムがレーベルの社長を務めることとなった。レーベルには、ブルース・プロジェクト、リッチー・ヘヴンス、ティム・ハーディン、ジャニス・イアン、ローラ・ニーロ、ジム・アンド・ジーンズ、ザ・ホンブレス、ボブ・リンド等が所属していた。
1970年に親会社であるMGMによって閉鎖された。その後、ポリグラムがMGMを買収。ヴァーヴ・フォアキャストのカタログはポリドールに組み込まれた。
1980年代後半にフュージョン/コンテンポラリー・ジャズ・レーベルとして復活。ジェフ・ローバーやアート・ポーター、フィリップ・セス、クリス・ボッティ、ウィル・ダウニング等スムーズ・ジャズ系の他、トニーニョ・オルタ、ヒカルド・シルヴェイラ等のブラジル系のミュージシャンがこのレーベルよりリリースされた。また、インコグニートらが所属していたイギリスのレーベル、トーキング・ラウドの配給もしていた。しかし、1998年にポリドールの親会社のポリグラムがシーグラムに買収され、ポリグラムはシーグラムが保有するユニバーサル・ミュージック(旧MCA)と合併。ヴァーヴは再度組織編制が行われ、ユニバーサルが保有するGRPレコードと合併。フォアキャストは再度休止することとなり、この時代のカタログはGRPが引き継いでいる。
2004年にヴァーヴ・ミュージック・グループの非ジャズ系(ポップス、R&B)を中心としたレーベルとして再再度復活。ブルー・サム・レコードのカタログのリイシューも行っている。2011年にはフュージョン系のサックス奏者のボニー・ジェイムスが移籍してきた。
所属ミュージシャン
編集初期〜休止前
編集復活〜1990年代
編集再復活〜2004年以降
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ “Verve/Folkways: Marriage of Folk and Pop”. Google Books. Nielsen Business Media (1967年1月21日). 2024年9月8日閲覧。
- ^ “Nasatir's Nutrition Drive Beats Disks Artists Natural Attrition”. Google Books. Nielsen Business Media (1967年6月10日). 2024年9月8日閲覧。